ジェノハイドラ

ジェノハイドラ

ジェノハイドラは、タカラトミー（旧トミー）から発売されたゾイドのビデオゲームシリーズに登場する、ゲームオリジナルの機体であり、その背景設定に登場する架空の兵器です。

機体解説

『ZOIDS SAGA』でブラッド・キールの乗機として初登場し、以降多数のゲーム作品に登場しています。トリニティライガーを分析して開発された機体であり、ジェノザウラーと似た部分が多いことから「ジェノ系」の機体とされています。ただし、ゾイドコアはジェノザウラーとは別のものが使用されています。『ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国』では、水中型ジェノザウラーと評されています。ブラッドは、ジェノハイドラに搭乗する前はジェノザウラーBSに搭乗していました。

多くの媒体で恐竜型ゾイドとされていますが、ゾイドカードコロシアムではヒドラ型とされていました。

最大の特徴は、腕が頭部に変形する機能です。両腕と頭部は共通のフレームで構成されており、胴体との接続部を回転させることで、三種類の頭部を使い分けることができます。通常時はクローヘッドを使用し、その際は左手がソーサーヘッド、右手がガトリングヘッドとなります。三つの頭部を同時に使用できるかは不明ですが、資料によっては三つ首に変形する機能を持つとも記載されています。それぞれの頭部には武器が内蔵されており、「クローヘッド」は噛み付き攻撃、「ガトリングヘッド」は連射式の火器、「ソーサーヘッド」は円形ノコギリ状の武器として機能します。

『ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国』では、初期状態では荷電粒子砲を搭載していませんが、重武装型に換装することで使用可能になります。また、クリスタルレーザーと小口径クリスタルレーザーといった武装も装備しています。

武装・装備

拡散荷電粒子砲
ジェノハイドラの口腔内に装備されています。
クローヘッド
ジェノハイドラの腕部であり、頭部に変形可能です。
クリスタルレーザー
小口径クリスタルレーザー

バリエーション

ジェノハイドラKA（キールアーマー）

ジェノハイドラの改造機であり、外観が大きく変化しています。『ZOIDS SAGA』では、背中の砲塔はデスザウラーのものをも凌ぐ大口径荷電粒子砲でしたが、それ以降のシリーズではプラズマキャノンに変更されています。

『ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国』では、ジェノハイドラ重武装型として登場します。これは改造機ではなく換装形態であり、通常形態に戻すことも可能です。強化改造というよりは換装であるためか、通常機に比べて性能が劣る点もあります。新たに集束・拡散切り替え可能な荷電粒子砲を装備しており、解説では水中からでも荷電粒子砲を発射できる脅威の機体とされています。荷電粒子砲は通常戦闘時は集束、MAP攻撃時は拡散として使用されます。この時の背部砲塔は、通常機にも装備されているクリスタルレーザーとなり、通常機のものとは異なり展開式になっています。また、小口径クリスタルレーザーがなくなり、尾部にマイクロホーミングミサイルポッドが装備されるなど、通常機との違いが大きいです。

武装・装備

大口径荷電粒子砲 / プラズマキャノン
拡散荷電粒子砲
テイルクロー
ジェノハイドラKAの尾部に装備されています。
クリスタルレーザー
マイクロホーミングミサイルポッド
ジェノハイドラKAの尾部に装備されています。

ジェノハイドラVF（ビクトリーフォーム）

ビクトリーレックスとユニゾンしたジェノハイドラです。背部にビクトリーレックスが変形した「直列ハイドラキャノン」を備え、飛行能力を有します。
『ZOIDS SAGA FUZORS』および『ZOIDS SAGA DS』に登場します。

武装・装備

直列ハイドラキャノン
ジェノハイドラVFの背部に装備されています。
クローミサイル
拡散荷電粒子砲
ジェノハイドラVFの口腔内に装備されています。
クローヘッド
ジェノハイドラVFの腕部です。

アンダーテイカー

ゲーム『サイバードライブゾイド 機獣の戦士ヒュウ』に登場するジェノハイドラのバリエーション機です。機体色は紫を基調としています。

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