ジェフ・コブ

ジェフ・コブ (Jeff Cobb)

概要

ジェフ・コブ（本名：ジェフリー・コブ、1982年7月11日生まれ）は、アメリカ合衆国出身のプロレスラーです。彼はハワイ州ホノルルで生まれ、新日本プロレスに所属しています。また、彼の父方の祖母は熊本にルーツを持つ日本人です。彼の血液型はA型です。

来歴

コブは、グアム・アマチュアレスリング・フェデレーションでキャリアをスタートさせ、ニール・クランツの指導の元、レスリングを学びました。2004年にはアテネオリンピックに出場し、男子フリースタイル84kg級でグアム代表として競技しましたが、残念ながら22人中21位という結果に終わります。しかし、同大会の開会式では旗手として参加しました。

彼のプロレスの道は2009年に始まりました。ホノルルを拠点に活動するアクション・ゾーン・レスリング（AZW）でデビューし、その後3度にわたりヘビー級王座を獲得しました。2013年からはアメリカ本土のインディー団体にも参戦し、経験を広げていきました。

2015年、コブはルチャ・アンダーグラウンドと契約し、覆面レスラー「マタンサ・クエト」としてデビューを果たします。この際に行われた21メン・アズテック・ウォーフェア・マッチを制し、ルチャ・アンダーグラウンド王座を手中に収めました。

2016年にはプロレスリング・ゲリラ（PWG）に初参戦し、以降も数々のタッグ戦やシングル戦に参戦。特に、リドルとのコンビで「チョーズン・ブロス」としての活動も注目を集めました。彼らは強豪タッグチームに次々と勝利し、PWG世界タッグ王座を奪ったことで、一躍名を馳せました。

重要な試合とタイトル歴

コブは、2019年の「G1 SUPERCARD」でウィル・オスプレイに勝利し、NEVER無差別級王座を初戴冠しましたが、福岡大会ではタイチに敗れ初防衛に失敗します。この年のWORLD TAG LEAGUEにマイキー・ニコルズとのタッグで参戦し、好成績を収めました。

2020年、コロナ禍の影響でしばらく来日できませんでしたが、出場したG1 CLIMAXでは4勝5敗を記録。11月にはグレート-O-カーンとともにTHE EMPIREの一員として活動を開始しました。

2021年の「WRESTLE KINGDOM 15」では鷹木信悟の持つNEVER無差別級王座に挑戦しましたが結果は敗北。続く試合ではオカダ・カズチカとのシングルマッチで勝利し、彼の実力を示しています。

2022年4月には、東京・両国国技館での試合で-O-カーンとタッグを組み、後藤洋央紀とYOSHI-HASHIを下してIWGPタッグ王座を初戴冠しました。

ファイトスタイルと得意技

コブの攻撃スタイルは「スープレックス・パーティ」として知られ、パワフルなスープレックス技を多用します。フィニッシュホールドの「ツアー・オブ・ジ・アイランド」は、彼の膨大なパワーを生かした強力な技で、相手をマットに叩きつけるインパクトがあります。加えて、シューティング・スター・プレスやムーンサルト・プレスなどの高難度技も使いこなすことから、観客を魅了してやみません。

彼の入場曲は「Coming Undone / Korn」や「Eater Of World / 北村陽之介」で、このことも彼のキャラクターを形成する重要な要素の一つです。

タイトル歴

コブのキャリアには数々のタイトルがあり、新日本プロレスではNEVER無差別級王座やIWGPタッグ王座などを獲得しています。また、ROHやPWGなど他団体でも多くのチャンピオンシップを手にしました。特に、PWG世界タッグ王座をマット・リドルと共に手にしたことは、彼の実力を大きくアピールした瞬間でした。

結論

ジェフ・コブは、圧倒的な身体能力と怪力を武器に、数々のリングで活躍するプロレスラーです。彼の技術や試合スタイルは多様で、今後の活躍にも大いに期待が寄せられています。

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