ジェレミー・アッカード

ジェレミー・リー・アッカード（Jeremy Lee Accardo, 1981年12月8日 - ）は、アメリカ合衆国アリゾナ州メサ出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。

経歴

プロ入りとジャイアンツ時代

2003年、ドラフト外でサンフランシスコ・ジャイアンツに入団。2004年はマイナーリーグで経験を積み、翌2005年5月4日にメジャーデビューを果たしました。この年は、メジャーとマイナーを行き来するシーズンでしたが、メジャーでも28試合に登板しました。

2006年には、抑え投手の故障離脱に伴い、一時的にクローザーを任されましたが、38試合に登板し防御率4.91と安定感を欠き、期待に応えることはできませんでした。

ブルージェイズ時代

2006年7月、トレードでトロント・ブルージェイズへ移籍。しかし、移籍後初登板で失点するなど、27試合で防御率5.97と数字を更に悪化させてしまいます。

2007年、守護神の故障離脱という状況の中、アッカードは開幕から好投を続け、5月には初のセーブを挙げ、クローザーの座を獲得しました。シーズンを通して安定した投球を続け、アメリカンリーグ8位となる30セーブを記録。WHIPも1.11という高い数値をマークしました。ジャイアンツ時代にコーチから教わったスプリッターを習得し、ゴロを打たせてアウトを稼ぐ投球術を身に付けたことが飛躍の要因となりました。

2008年もクローザーとして開幕を迎えますが、最初の3試合で3セーブを挙げた後、失点が続くなど調子を落とし、守護神の座を明け渡すことになります。その後、故障にも苦しみ、16試合の登板にとどまりました。

2009年は、AAA級で開幕を迎え、シーズン中にメジャー復帰を果たしますが、右打者への被打率が高く、WHIPも改善されず、完全復活とはなりませんでした。この年は、腕への負担を軽減するため、カッターを多投しました。

2010年は、開幕から不調が続き、AAA級へ降格。AAA級では結果を残しましたが、メジャーへの昇格はなく、わずか5試合の登板でシーズンを終えました。この背景には、監督との不仲や、オーナー一族との恋愛問題などが噂されました。シーズン終了後、FAとなります。

ブルージェイズ退団後

2010年オフにボルチモア・オリオールズと契約。

2011年は、オリオールズで結果を残せず、シーズン途中に40人枠を外れました。その後、AAA級で好成績を残し、メジャーに再昇格しました。

2012年は、クリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結び、シーズン途中にオークランド・アスレチックスへ移籍。

2013年は、ワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結びました。

2014年は、独立リーグでプレーしました。

2015年、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結びましたが、開幕前に自由契約となりました。

引退後

2017年からは、ニューヨーク・メッツ傘下のコーチを務め、2019年にはメッツの投手コーチ補佐に就任しました。2021年限りで退任。

2022年からは、ミルウォーキー・ブルワーズ傘下AAA級の投手コーチを務めています。

詳細情報

年度別投手成績

(省略)

年度別守備成績

(省略)

背番号

59（2005年 - 2006年途中、2020年途中 - 同年終了）
49（2006年途中 - 2010年、2021年）
37（2011年）
57（2012年 - 同年途中）
39（2012年途中 - 同年終了）
60（2019年）
50（2020年 - 同年途中）

脚注

(省略)

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧 A

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB
ESPN
Baseball-Reference
Fangraphs
The Baseball Cube
Baseball-Reference (Register)

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