ジオグリフ (競走馬)

ジオグリフ

ジオグリフ（Geoglyph）は、日本の名競走馬であり、その名の通り地上絵から名付けられました。彼は2019年2月25日に誕生し、ドレフォンの初年度産駒の一頭として注目を浴びています。ジオグリフの競走成績においては、2022年に皐月賞を制したことが特筆され、さらには2021年の札幌2歳ステークスの勝者でもあります。

戦績

2歳シーズン（2021年）

ジオグリフは2021年6月26日に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューを果たしました。このレースではクリストフ・ルメール騎手が騎乗し、3番人気であったにもかかわらず、道中好位をキープしつつ、直線で突き放すように1馬身半の差をつけて勝利しました。なお、このレースで3着に入ったアスクビクターモアはのちに菊花賞を制する馬として知られるようになります。その後の9月4日に行われた札幌2歳ステークスでは、岩戸孝樹厩舎への転厩後、最後方から追い込んで重賞初制覇を達成しました。

12月19日には朝日杯フューチュリティステークスに出走し、再度2番人気に推されたものの、5着という結果に終わりました。

3歳シーズン（2022年）

2022年には年明け初戦として共同通信杯に出走し、ダノンベルーガに次いで2着となりました。そして、桜花賞の舞台、皐月賞に出走。そこで福永祐一騎手から新たに騎乗され、最後の直線で内側から逃げ寄ってきたイクイノックスをゴール寸前で捉えました。この勝利は木村哲也調教師にとっての初のクラシック制覇であり、ドレフォン産駒のGI初勝利でもあります。

その後、日本ダービーに挑みましたが、伸びを欠いて7着に終わります。運悪く右前脚骨折が判明し、全治3ヶ月の見通しとなります。秋の天皇賞では9着、香港カップでは6着と続く不振がありました。

4歳シーズン（2023年）

4歳初戦のサウジカップでは4着に入賞し、少しずつ復調の兆しを見せました。その後、ドバイワールドカップへ挑戦したものの11着で帰国し、宝塚記念でも9着に終わりました。秋のマイルチャンピオンシップ南部杯でも再び9着と振るわず、続くチャンピオンズカップではシンガリ負けを喫しました。

5歳シーズン（2024年）

ついに迎えた5歳初戦では、芝に戻り中山記念に出走。流れに乗り、直線で脚を伸ばして3着に入賞しました。続く大阪杯でも5着に好走し、少しずつ成績を回復させています。

評価と特徴

ジオグリフは、デビュー前からノド鳴りという持病を抱えていましたが、実際のレースでは特にその影響を感じさせない走りを見せており、そのパフォーマンスは一線を画しています。彼の血統には社台グループの名血が組み込まれており、母アロマティコは中央競馬で6勝を挙げた実績をもつ馬です。近親には名馬が揃い、今後の活躍が期待されています。

競走馬としての成績は、2024年8月18日現在のデータに基づいており、国内外で数々の競走を経験し続ける彼の今後に注目です。

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