ジミー・ハースト

ジミー・オニール・ハーストは、1972年3月1日にアメリカ合衆国アラバマ州で生まれ、2024年7月6日に52歳で亡くなったプロ野球選手（外野手）です。

プロ入りとメジャーデビュー

1990年のMLBドラフトでシカゴ・ホワイトソックスから12巡目で指名を受け、プロとしてのキャリアをスタートさせました。その後、1997年9月10日にデトロイト・タイガースでメジャーデビューを果たしました。

広島東洋カープでの挑戦

メジャーリーグでの出場機会は限られ、その後はマイナーリーグや独立リーグでプレーしました。2003年には、広島東洋カープに入団。独立リーグでの三冠王獲得という実績と、ボブ・サップに似た風貌から「カープのボブ・サップ」として大きな期待を集めました。

ハースト選手は、豪快な打撃が持ち味でしたが、状況に応じてコンパクトに打ち返す器用さも持ち合わせていました。開幕戦となった対ヤクルトスワローズ戦では、チームの先制点となるセンター前ヒットを放ちました。芯で捉えた時の飛距離は目を見張るものがありましたが、好不調の波が激しく、打率が伸び悩んだことに加え、チャンスでの凡退が多かったことも事実です。

2003年6月26日の対阪神戦（大阪ドーム）では、藤本敦士選手の放ったライトフライをダイビングキャッチしようとした際に首を負傷し、途中交代。その後は出場機会を得られず、シーズン終了後に退団となりました。

その後と晩年

広島退団後は、2008年まで独立リーグやメキシカンリーグでプレーを続けました。

2024年7月6日、脳出血のため入院先の病院で逝去。52歳という若さでした。

プレースタイル

ハースト選手は、豪快な打撃が魅力でしたが、状況に応じた対応もできる器用さを持ち合わせていました。しかし、好不調の波が激しく、安定した成績を残すことができませんでした。

詳細情報

初出場・初先発出場：2003年3月28日、対ヤクルトスワローズ1回戦（明治神宮野球場）、6番・右翼手
初安打・初打点：同上、4回表にケビン・ホッジスから中前先制適時打
初本塁打：2003年4月10日、対横浜ベイスターズ2回戦（横浜スタジアム）、9回表に福盛和男から中越ソロ

背番号

57 （1997年）
* 70 （2003年）

ジミー・ハースト選手は、広島カープでの活躍は短い期間でしたが、その個性的なキャラクターと記憶に残るプレーで、多くのファンを魅了しました。彼の早すぎる死は、野球界にとって大きな損失です。謹んでご冥福をお祈りいたします。

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