ジャダンバ・ナラントンガラグ

ジャダンバ・ナラントンガラグは、1975年12月16日生まれのモンゴル人男性格闘家です。キックボクシングと総合格闘技の両方で実績を残しており、特に「モンゴル中量級最強戦士」として知られています。

生い立ちと初期のキャリア

モンゴルのオブス県オラーンゴム出身で、チーム・トンガーに所属しています。格闘技のキャリアは極真空手から始まり、アマチュアK-1大会で何度も優勝しています。モンゴル全国K-1大会でも3度の優勝を果たし、国内での強豪としての地位を確立しました。

K-1での活躍

2003年11月3日、新日本プロレス主催の「YOKOHAMA DEAD OUT」でプロデビュー。TOMO選手とK-1ルールで対戦し、2RでKO負けを喫しました。2004年にはK-1 WORLD MAXに参戦し、アルバート・クラウス選手と対戦。ダウンを奪う善戦を見せましたが、判定で敗れます。しかし、その実力が認められ主催者推薦で決勝トーナメントに進出。同年の7月7日には、魔裟斗選手と対戦し、判定負けを喫しましたが、その戦いぶりは観客を魅了しました。

総合格闘技への転向

2006年8月15日、エンセン井上プロデュースの「『心』 〜Kill or be Killed〜」でISE選手と対戦し、判定負け。2007年9月19日には、ツグト"忍"アマラ主催の「IMPERIAL 〜帝国〜」で美木航選手に判定勝ちしました。その後、2009年にはMGL-1 70kg級K-1トーナメントで全試合KO勝利を収め優勝、さらに同年、中国最大の総合格闘技団体「ART OF WAR 13」でWMC世界王者のベルヌエン・サクホムシン選手に1R勝利するなど、活躍の場を広げました。2010年3月12日には、MGL-1 73kg級MMAトーナメントで優勝を果たしました。

SRCでの活躍

2010年8月22日、SRCに初参戦し、郷野聡寛選手に判定勝ち。この試合からチーム朝青龍に所属しました。同年12月30日には、戦極 Soul of Fightで横田一則選手に左フックで失神KO勝ちを収めました。

LFCでの活躍

2011年8月25日、Legend Fighting Championship(LFC)への参戦を発表。この頃、所属がチーム・トンガーに変更されています。2011年10月30日、LFC6のライト級タイトルマッチでエイドリアン・パン選手に判定勝ちし、王座を獲得しました。2012年3月30日には、LFC8でナム・ウィチョル選手にギロチンチョークで一本勝ちし、初防衛に成功しました。しかし、2013年4月27日のLFC11で安藤晃司選手にTKO負けを喫し、王座を失いました。

ONEでの活躍

2014年8月29日、ONE FC19で大石幸史選手に判定勝ちし、ONE世界フェザー級王座を獲得しました。しかし、2015年11月21日、ONE Championship 34の王座統一戦で暫定王者マラット・ガフロフ選手にリアネイキドチョークで一本負けし王座陥落。2016年11月11日には、マラット・ガフロフ選手との再戦に挑みましたが、再びリアネイキドチョークで一本負けを喫し、王座奪還はなりませんでした。

戦績

総合格闘技とキックボクシングの両方で数多くの試合を経験しています。

獲得タイトル

MGL-1 70kg級K-1トーナメント 優勝（2009年）
MGL-1 73kg級MMAトーナメント 優勝（2010年）
第2代LFCライト級王座（2011年）
第3代ONE世界フェザー級王座（2014年）

関連項目

男子総合格闘家一覧
男子キックボクサー一覧
ONE FC王者一覧
LFC王者一覧
K-1選手一覧
SRC選手一覧

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