ジャック・ジョージ

ジョン・エドウィン・ジョージ・ジュニア：ウォリアーズを支えた名ガード

ジョン・エドウィン・ジョージ・ジュニア（John Edwin George Jr., 1928年11月13日 - 1989年1月30日）は、1950年代に活躍したアメリカ合衆国のプロバスケットボール選手です。ポジションはガードで、優れたパスと得点能力でチームを牽引しました。

大学時代とNBA入り

ペンシルベニア州スイスヴェール出身のジョージは、ラ・サール大学でバスケットボールと野球の両方で才能を発揮しました。そして、1953年のNBAドラフトでフィラデルフィア・ウォリアーズから指名を受け、プロのキャリアをスタートさせました。

ウォリアーズでの活躍と優勝

ルーキーイヤーから先発の座を掴んだジョージは、3年目の1955-56シーズンに大きく飛躍します。平均39.4分の出場時間（リーグ1位）、13.9得点、6.3アシスト（リーグ2位）という素晴らしい成績を残し、オールスターとオールNBA2ndチームに選出されました。

当時のウォリアーズは、ポール・アリジン、ニール・ジョンストンという2人の得点源に加え、ジョージ、ジョー・グラボウスキー、そして新人のトム・ゴーラといったタレントを擁する強力なチームでした。ファイナルではフォートウェイン・ピストンズを4勝1敗で下し、9年ぶり2度目の優勝を果たしました。ジョージはこの優勝に大きく貢献し、その名をNBA史に刻みました。

その後

翌1956-57シーズンもジョージは活躍を続け、平均10.5得点、リーグ4位となる4.6アシストを記録し、2年連続でオールスターに選出されました。しかし、トム・ゴーラの台頭などもあり、徐々に成績は下降。1958-59シーズン途中にニューヨーク・ニックスへ移籍しました。ニックスでは控えポイントガードとしてプレーし、1960-61シーズンに現役を引退しました。

NBAでの通算成績は、506試合に出場し、5,153得点、2,169アシスト（平均10.2得点、4.3アシスト）でした。

引退後

引退後はバスケットボール界から離れ、静かに生活を送りました。1989年、60歳という若さでこの世を去りました。

ジョン・エドウィン・ジョージ・ジュニアは、その卓越したパスと得点能力で、ウォリアーズの黄金時代を支えた名ガードとして、今もなお多くのファンに記憶されています。

個人成績

レギュラーシーズン

プレーオフ

外部リンク

* Basketball-Reference.com

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