ジャパネットブロードキャスティング
株式会社ジャパネットブロードキャスティングは、BSデジタル放送の衛星基幹放送事業者であり、「BS10」などのチャンネル名で番組を放送しています。親会社はジャパネットホールディングスです。
開局
2019年5月20日、「BS Japanet Next」として総務省にBSデジタル放送の新規参入を申請し、同年9月9日に認可されました。ジャパネットホールディングスの子会社であるジャパネットたかたは、2001年から2021年まで通販専門チャンネル「ジャパネットチャンネルDX」を運営していましたが、一旦終了し、新たに総合編成を行うテレビ局として再出発しました。日本民間放送連盟、放送倫理・番組向上機構には、開局から1年6ヶ月後の2023年10月1日に準会員として加盟しました。また、衛星放送協会、全日本テレビ番組製作社連盟の正会員でもあります。視聴者からの問い合わせは、ホームページのメールフォームやアプリから受け付けており、電話番号は非公開です。放送法で定められた「放送番組の種別の公表制度」に基づく番組種別をホームページで公表していない、唯一の無料民放局でもあります。
2022年8月16日には、開局時の代表取締役社長であった田道祐樹氏が、ジャパネットたかたの常務取締役就任に伴い退任し、後任として佐藤崇充氏が社長執行役員に、創業家出身で親会社トップでもある髙田旭人氏が代表取締役に就任しました。
スターチャンネルの統合
2024年6月1日、ジャパネットブロードキャスティングは東北新社から、映画専門有料チャンネル「スターチャンネル」（リモコンキーID BS10）を運営する株式会社スター・チャンネルを買収しました。この買収により、BSJapanextはスターチャンネルと事実上の兄弟チャンネルとなり、ジャパネットブロードキャスティングは子会社による間接保有を含め、BSデジタル放送2チャンネル分を所有することになりました。同年8月1日には、株式会社ジャパネットブロードキャスティングが株式会社スター・チャンネルを吸収合併しました。
2024年8月22日、2025年1月からBSJapanextをスターチャンネルと融合させ、チャンネル名を「BS10」に改称することが発表されました。新たなWebサイトによると、リモコンの「10」ボタンで無料・有料の両チャンネルが視聴できるようになります。BSJapanextは無料チャンネル（第1チャンネル）「BS10」として、スターチャンネルは有料チャンネル（第2チャンネル）「BS10スターチャンネル」として運営され、共にコンテンツが拡充される予定です。スターチャンネルが使用していたチャンネル番号「200」は無料チャンネルで引き続き使用されるため、BSJapanextのチャンネル番号「263」は消滅し、使用帯域は返却されます。また、有料チャンネルには東北新社時代に使用していたチャンネル番号「201」が割り当てられます。
「BSJapanext」「スターチャンネル」としての最終日となる1月9日には、BSJapanextは24時（翌10日0時）に、スターチャンネルは23時45分に放送を終了し、翌10日7時から「BS10」のカウントダウンを開始しました。15時30分の記者発表を経て、19時から『はじめまして BS10です!開局記念 4時間生放送スペシャル!』が放送され、翌10日9時からは「BS10スターチャンネル」で『アバター』（吹替版）が放送開始されました。
チャンネル統合のPR大使には、サンリオのキャラクター「ポチャッコ」が就任しています。
今回のスターチャンネル買収・統合について、社長の佐藤崇充氏は、厳しい経営状況から撤退も検討していたことを明かしています。これまでのBS263chは、リモコンのチャンネルボタンで直接選択できず、視聴するには3桁のチャンネル番号入力や電子番組表からの選択が必要でした。そのため、視聴者がザッピングでチャンネルを見ることが難しく、視聴者数の伸び悩みやスポンサー収入の低迷、通販番組の売上不振につながっていました。2023年12月期の純損益は24億4000万円の赤字を計上していました。そこで、リモコンのチャンネルボタンで直接選択できるようにすることで視聴者を増やす戦略に転換しました。当初はNHK BSプレミアムが割り当てられていた「3」ボタンの獲得を目指しましたが、うまくいきませんでした。この過程で東北新社との交渉が始まり、ジャパネット側の意向と、メディア事業の規模最適化に取り組む東北新社の利害が一致し、スターチャンネルの買収に至りました。これにより「10」ボタンを獲得することができました。
注釈
(注釈は特になし)
出典
(出典は特になし)
ジャパネットたかた
ジャパネットコミュニケーションデザイン （放送局設立前まで番組制作業務を担っていたグループ会社）
BS放送事業者一覧
BSJapanext公式サイト｜BS無料放送の“つながる”テレビ局
【公式】BSJapanext（ビーエスジャパネクスト）BS263ch (@BSJapanext_263) - X（旧Twitter）
BSJapanext公式 - YouTubeチャンネル
* BS10
概要・沿革
開局
2019年5月20日、「BS Japanet Next」として総務省にBSデジタル放送の新規参入を申請し、同年9月9日に認可されました。ジャパネットホールディングスの子会社であるジャパネットたかたは、2001年から2021年まで通販専門チャンネル「ジャパネットチャンネルDX」を運営していましたが、一旦終了し、新たに総合編成を行うテレビ局として再出発しました。日本民間放送連盟、放送倫理・番組向上機構には、開局から1年6ヶ月後の2023年10月1日に準会員として加盟しました。また、衛星放送協会、全日本テレビ番組製作社連盟の正会員でもあります。視聴者からの問い合わせは、ホームページのメールフォームやアプリから受け付けており、電話番号は非公開です。放送法で定められた「放送番組の種別の公表制度」に基づく番組種別をホームページで公表していない、唯一の無料民放局でもあります。
2022年8月16日には、開局時の代表取締役社長であった田道祐樹氏が、ジャパネットたかたの常務取締役就任に伴い退任し、後任として佐藤崇充氏が社長執行役員に、創業家出身で親会社トップでもある髙田旭人氏が代表取締役に就任しました。
スターチャンネルの統合
2024年6月1日、ジャパネットブロードキャスティングは東北新社から、映画専門有料チャンネル「スターチャンネル」（リモコンキーID BS10）を運営する株式会社スター・チャンネルを買収しました。この買収により、BSJapanextはスターチャンネルと事実上の兄弟チャンネルとなり、ジャパネットブロードキャスティングは子会社による間接保有を含め、BSデジタル放送2チャンネル分を所有することになりました。同年8月1日には、株式会社ジャパネットブロードキャスティングが株式会社スター・チャンネルを吸収合併しました。
2024年8月22日、2025年1月からBSJapanextをスターチャンネルと融合させ、チャンネル名を「BS10」に改称することが発表されました。新たなWebサイトによると、リモコンの「10」ボタンで無料・有料の両チャンネルが視聴できるようになります。BSJapanextは無料チャンネル（第1チャンネル）「BS10」として、スターチャンネルは有料チャンネル（第2チャンネル）「BS10スターチャンネル」として運営され、共にコンテンツが拡充される予定です。スターチャンネルが使用していたチャンネル番号「200」は無料チャンネルで引き続き使用されるため、BSJapanextのチャンネル番号「263」は消滅し、使用帯域は返却されます。また、有料チャンネルには東北新社時代に使用していたチャンネル番号「201」が割り当てられます。
「BSJapanext」「スターチャンネル」としての最終日となる1月9日には、BSJapanextは24時（翌10日0時）に、スターチャンネルは23時45分に放送を終了し、翌10日7時から「BS10」のカウントダウンを開始しました。15時30分の記者発表を経て、19時から『はじめまして BS10です!開局記念 4時間生放送スペシャル!』が放送され、翌10日9時からは「BS10スターチャンネル」で『アバター』（吹替版）が放送開始されました。
チャンネル統合のPR大使には、サンリオのキャラクター「ポチャッコ」が就任しています。
今回のスターチャンネル買収・統合について、社長の佐藤崇充氏は、厳しい経営状況から撤退も検討していたことを明かしています。これまでのBS263chは、リモコンのチャンネルボタンで直接選択できず、視聴するには3桁のチャンネル番号入力や電子番組表からの選択が必要でした。そのため、視聴者がザッピングでチャンネルを見ることが難しく、視聴者数の伸び悩みやスポンサー収入の低迷、通販番組の売上不振につながっていました。2023年12月期の純損益は24億4000万円の赤字を計上していました。そこで、リモコンのチャンネルボタンで直接選択できるようにすることで視聴者を増やす戦略に転換しました。当初はNHK BSプレミアムが割り当てられていた「3」ボタンの獲得を目指しましたが、うまくいきませんでした。この過程で東北新社との交渉が始まり、ジャパネット側の意向と、メディア事業の規模最適化に取り組む東北新社の利害が一致し、スターチャンネルの買収に至りました。これにより「10」ボタンを獲得することができました。
脚注
注釈
(注釈は特になし)
出典
(出典は特になし)
関連項目
ジャパネットたかた
ジャパネットコミュニケーションデザイン （放送局設立前まで番組制作業務を担っていたグループ会社）
BS放送事業者一覧
外部リンク
BSJapanext公式サイト｜BS無料放送の“つながる”テレビ局
【公式】BSJapanext（ビーエスジャパネクスト）BS263ch (@BSJapanext_263) - X（旧Twitter）
BSJapanext公式 - YouTubeチャンネル
* BS10
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