ジャパンラグビートップリーグ2017-2018

2017-2018 ジャパンラグビートップリーグ：激動のシーズン

2017-2018シーズンのジャパンラグビートップリーグは、日本の社会人ラグビー界における最高峰の戦いを繰り広げました。このシーズンは、2019年ラグビーワールドカップとスーパーラグビー・サンウルブズの試合日程を考慮し、2年ぶりにカンファレンス制とポストシーズン（プレーオフ）が復活した点が大きな特徴です。これにより、トップリーグの優勝決定トーナメントと日本ラグビーフットボール選手権大会が統合されることとなりました。

リーグ構成と試合方式

16チームが参加し、8チームずつの2つのカンファレンス（レッドカンファレンス、ホワイトカンファレンス）に分割されました。リーグ戦では、まず同一カンファレンス内のチームと総当たり戦を行い、その後、他カンファレンスの6チームと対戦する、計13試合のリーグ戦が実施されました。

ポストシーズン

リーグ戦終了後には、順位決定トーナメントが以下の4段階で行われました。

優勝決定トーナメント（日本選手権兼）: 各カンファレンスの上位2チーム（計4チーム）によるトーナメントで、優勝チームはトップリーグと日本選手権の2冠を獲得しました。
5-8位順位決定トーナメント: 各カンファレンスの3位、4位チームによるトーナメント
9-12位順位決定トーナメント: 各カンファレンスの5位、6位チームによるトーナメント
13-16位順位決定トーナメント: 各カンファレンスの7位、8位チームによるトーナメント。このトーナメントの下位2チームは、トップチャレンジリーグとの入れ替え戦に臨みました。16位となったチームは自動的にトップチャレンジリーグへ降格しました。

トップチャレンジリーグとの入れ替え戦

このシーズンから、トップリーグと地域リーグ（トップイースト、トップウェスト、トップキュウシュウ）の間に「ジャパンラグビートップチャレンジリーグ」が新設されました。これに伴い、トップリーグとトップチャレンジリーグ間の入れ替え制度が導入されました。

トップリーグの下位3チームとトップチャレンジリーグの上位3チームによる入れ替え戦が行われ、その結果、トップリーグのチームの残留・降格、そしてトップチャレンジリーグからの昇格チームが決まりました。2015-2016シーズン以来となる、トップチャレンジリーグからの昇格劇も見られました。

表彰

シーズン終了後には、チームと個人の表彰式が開催されました。トップリーグMVP、新人賞、最多トライゲッター、得点王、ベストキッカーなど、多くの賞が優秀な選手たちに贈られました。また、今シーズン最も多くの試合を担当したレフリーを表彰するAIG賞、そしてOpta社が提供するゲインメーターに基づいたOpta賞も創設されました。

その他

リーグ開幕前には、トップリーグ選手が出演するPV『トップリーグの逆襲』が公開され、話題を集めました。

まとめ

2017-2018シーズンのジャパンラグビートップリーグは、新たなリーグ構造、そしてワールドカップイヤーを意識した日程編成など、多くの変化が見られたシーズンでした。激動のシーズンを戦い抜いた各チームの健闘、そして新たなスター選手の誕生など、記憶に残る様々な出来事が起こりました。このシーズンは、日本のラグビー界にとって大きな転換期となったと言えるでしょう。

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