ジャレル・コットン

ジャレル・コットン：異色の経歴を持つ右腕

ジャレル・レアンドレ・コットン（Jharel Leandre Cotton、1992年1月19日 - ）は、アメリカ領ヴァージン諸島セント・トーマス島出身のプロ野球選手です。右投右打の投手として、メジャーリーグ（MLB）と日本プロ野球（NPB）でプレーしました。

プロ入り前

マイアミ・デイド大学からイーストカロライナ大学へ進学。2011年のMLBドラフトでニューヨーク・メッツから指名を受けましたが、入団には至りませんでした。

ロサンゼルス・ドジャース傘下時代

2012年のMLBドラフトでロサンゼルス・ドジャースから指名され、プロ入りを果たしました。傘下のマイナーリーグで着実にステップアップを重ね、2016年にはAAA級まで昇格。オールスター・フューチャーズゲームにも選出されるなど、将来を嘱望される存在となりました。

オークランド・アスレチックス時代

2016年シーズン途中にトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍。同年9月にはメジャーデビューを果たし、初登板で初勝利を挙げる鮮烈なデビューを飾りました。しかし、2018年にはトミー・ジョン手術を受け、全休。2019年も怪我に苦しみ、シーズンオフにDFAとなりました。

その後

2019年11月にシカゴ・カブスへ移籍しましたが、公式戦での登板はなく、2020年8月にDFA、その後自由契約となりました。同年12月にはテキサス・レンジャーズとマイナー契約。2021年にはメジャー昇格を果たし、23試合に登板しました。その後、ミネソタ・ツインズ、サンフランシスコ・ジャイアンツを経て、2023年にオリックス・バファローズへ入団。

オリックス・バファローズ時代

2023年、オリックス・バファローズに入団し、背番号は42。4月25日の対北海道日本ハムファイターズ戦で来日初登板を果たし、4回1失点9奪三振の好投で来日初勝利を挙げました。しかし、その後は登板機会に恵まれず、同年12月に自由契約となりました。

投球スタイル

スクリューボールのような変化を見せるチェンジアップが武器で、「バッグス・バニー・チェンジアップ」と名付けています。

記録

MLBオールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2016年）
NPB初登板・初勝利：2023年4月25日、対北海道日本ハムファイターズ戦

ジャレル・コットンは、その異色の経歴と独特な投球スタイルで、日米両球界のファンを魅了しました。

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