ジュニアゾイド

ジュニアゾイド（Jr-ZOIDS）は、かつてトミー（現タカラトミー）から発売されていたゾイドシリーズの玩具です。昭和第一期ゾイドシリーズ展開時（1987年～1989年）に展開され、大型電動ゾイドの小型版として人気を博しました。

特徴

ジュニアゾイドの最大の特徴は、それまでの大型電動ゾイドの動力部を廃止し、サイズを半分以下に小型化したことです。これにより、価格が手頃になり、コレクションしやすくなりました。動力ギミックは持たないものの、手足にはクリック関節が組み込まれており、回転させる際に「カチ、カチ」という小気味良い音を楽しむことができます。このクリック関節は、パッケージ裏面でもセールスポイントとして強調されていました。

小型化されたことで、電動キットにはない独自のギミックが追加された点も魅力です。また、一部パーツにはダイキャストが使用されており、小型ながらも重厚感のある仕上がりとなっています。キットは完成品として販売されていますが、箱から出してある程度のパーツを組み立てる必要があります。

特に人気が高かったゴジュラスとアイアンコングには、ジュニアゾイドオリジナルのギミックが搭載されています。腹部が展開し、付属のスプリング内蔵ミサイルランチャーを載せて発射できるというもので、オリジナル版にはない遊び方が可能です。

ラインナップ

ジュニアゾイドは、全部で5種類が発売されました。具体的なラインナップは以下の通りです。

ゴジュラス
アイアンコング
レッドホーン
サーベルタイガー
* グレートサーベル

これらのモデルは、いずれもオリジナル版の人気ゾイドを小型化したもので、コレクションアイテムとしても人気を集めました。

ジュニアゾイドは、現在では入手困難なアイテムとなっていますが、そのユニークなコンセプトと魅力的なギミックは、多くのゾイドファンにとって思い出深い存在です。小型化によって手軽に楽しめるようになったこと、オリジナルにはないギミックが追加されたことなどが、ジュニアゾイドならではの魅力と言えるでしょう。

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