ジュリオ・セーザル・クレメンテ・バチスタ

ジュリオ・バチスタ (Júlio Baptista)

ジュリオ・バチスタことジュリオ・セーザル・クレメンテ・バチスタは1981年10月1日、ブラジルのサンパウロで生まれた元サッカー選手です。彼は主にミッドフィールダーのポジションでプレーし、ブラジル代表として数々の大会にも出場しました。

経歴

クラブキャリア

サンパウロFC

彼のキャリアはサンパウロFCで始まりました。ここでは主に守備的ミッドフィールダーとしてプレーし、その堅実なプレースタイルで頭角を現しました。

セビージャFC

2003年、バチスタは175万ユーロの移籍金でセビージャFCに加入しました。初めて攻撃的ミッドフィールダーとして起用され、短期間でチームになじみました。特にアウェーでのラシン・サンタンデール戦では、なんと2ゴールを記録しました。彼の活躍は続き、2003-04シーズンには公式戦で20ゴールを挙げ、特にレバンテ戦では素晴らしいパフォーマンスを見せました。シーズンを通じて堅実な成績を残し、2005年にはレアル・マドリードやアーセナルが彼に注目しました。

レアル・マドリード

2005年7月、バチスタはレアル・マドリードと5年契約を交わし、2000万ユーロの移籍金で移籍しました。スペイン国籍も取得し、クラブでの期待が高まりましたが、ポジションに苦しみつつも努力を重ねました。その後のシーズンで、バチスタはエル・クラシコでの決勝ゴールや、重要な試合での活躍により徐々に存在感を示しました。

ASローマ

2008年、彼はイタリアのASローマに移籍しました。ここでも彼は多くの試合で重要な役割を果たし、特にローマ・ダービーでの活躍が印象的でした。

マラガCF

2011年、マラガCFに移籍し、新たな挑戦を始めます。ここでの初得点や復帰後の活躍は、彼のキャリアの中でも特筆すべきものでした。

クルゼイロEC と オーランド・シティSC

2013年にはブラジルのクルゼイロECに加わり、2016年にはアメリカのオーランド・シティSCに移籍。そこでかつての同僚カカとの再会を果たしました。

現役引退

その後、約2年間の無所属期間を経て、2018年にルーマニアのCFRクルジュに加入しましたが、短期間で契約解消となり、同年5月に現役を引退しました。

代表キャリア

バチスタは2001年にブラジル代表に選出され、以後も多くの国際大会に参加しました。2007年のコパ・アメリカでは先発として決勝で重要なゴールを挙げ、ブラジルの優勝に貢献。また、彼はFIFAワールドカップ南米予選においてもゴールを決め、本大会でもプレーしました。

タイトル

彼のクラブキャリアには、レアル・マドリードのリーグ優勝や、クルゼイロECのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA優勝が含まれます。また、ブラジル代表としてコパ・アメリカやFIFAコンフェデレーションズカップにおいてもタイトルを獲得しました。

バチスタは、その多彩なプレースタイルと大きなキャリアを通じて多くの愛される選手となりました。

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