ジョイ・トゥ・ザ・ワールド

「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」（当初の邦題は「喜びの世界」）は、アメリカのシンガー[[ソングライター]]、ホイト・アクストンによって作られた楽曲です。1970年にアクストンのアルバム『ナチュラリー』に収録されましたが、翌1971年にスリー・ドッグ・ナイトがシングルとして発表し、全米1位を獲得しました。

楽曲の背景

この曲は元々、子供向けのテレビアニメ特別番組『The Happy Song』のために書き下ろされました。しかし、番組が制作中止となったため、スリー・ドッグ・ナイトに提供されることになりました。スリー・ドッグ・ナイトがこの曲を取り上げたきっかけは、アクストンが彼らのオープニングアクトを務めた際に、バンドがこの曲を耳にしたことでした。

スリー・ドッグ・ナイトのバージョンは、1970年の「ママ・トールド・ミー」に続く2作目のBillboard Hot 100での1位獲得シングルとなり、ビルボード誌の年間チャートでも1位に輝く大ヒットとなりました。作者のアクストン自身も、1971年発表のアルバム『Joy to the World』に自身のバージョンを収録しています。

映画での使用

「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」は、以下の映画で使用されました。

『再会の時』（1983年）
『ロジャー&ミー』（1989年）：アニタ・ブライアントのバージョンが使用されました。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』（1994年）
『28DAYS』（2000年）
『サンキュー、ボーイズ』（2001年）
『ソーセージ・パーティー』（2016年）：エンディング曲として使用されました。

ドラマでの使用

フジテレビの月9ドラマ『ランチの女王』（2002年7月〜9月放送）では、主題歌として使用されました。このドラマの影響で、2002年8月7日には日本で再発CDシングルもリリースされました。ドラマでは、玲葉奈によるカバーも挿入歌として使用されました。

カヴァー

「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」は、多くのアーティストによってカバーされています。以下はその一部です。

リン・アンダーソン：アルバム『You're My Man』（1971年）に収録
リトル・リチャード：アルバム『King of Rock and Roll』（1971年）に収録
フィンガー5：アルバム『個人授業』（1973年）に「歓びの世界」というタイトルで収録（訳詞：しのみさこ）
テン・フット・ポール：アルバム『Swill』（1993年）に収録
マライア・キャリー：アルバム『メリー・クリスマス』（1994年）に同名異曲のクリスマスキャロルとのメドレーとして収録
玲葉奈：2002年に「Free wave」との両A面シングルとして発表。アルバム『Sun Road』（2003年）にも収録。
* 多和田えみ：アルバム『SINGS』（2009年）にスライ&ザ・ファミリー・ストーンのカバーとミックスした「Dance To The Music / Joy To The World」として収録。

「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」は、その明るく親しみやすいメロディーで、長年にわたり多くの人に愛され続けている楽曲です。

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