ジョエル・アンソニー

ジョエル・アンソニー：堅実なディフェンスでNBAを彩ったカナダのセンター

ジョエル・アンソニー（Joel Anthony）は、1982年8月9日生まれ、カナダ・ケベック州モントリオール出身の元プロバスケットボール選手です。主にNBAでセンターとして活躍しました。

プロ入り前

高校卒業後に渡米し、ペンサコーラジュニアカレッジ、ネバダ大学ラスベガス校でプレーしました。ネバダ大学ラスベガス校では、ブロックショットで才能を発揮し、2006-07シーズンにはNCAA2位となる40分あたり6.77ブロックを記録、カンファレンス最優秀守備選手に選出されるなど、そのディフェンス能力で注目を集めました。

NBAでの活躍

2007年、マイアミ・ヒートと契約しNBA選手となります。ヒートでは、控えセンターとして、ディフェンスとリバウンドでチームに貢献。2010年にはレブロン・ジェームズ、クリス・ボッシュが加入し、アンソニーも5年契約を結びました。

ヒート時代には、NBAファイナルにも出場し、2012年、2013年にはNBA優勝を経験しました。その後、ボストン・セルティックス、デトロイト・ピストンズなどを経て、サンアントニオ・スパーズと契約しますが、シーズン開幕前に解雇。その後スパーズと再契約しています。晩年はミルウォーキー・バックスにも所属しました。

カナダ代表としての活躍

アンソニーは、カナダ代表としても活躍しました。2008年の北京オリンピック予選や、2009年バスケットボール男子アメリカ選手権、2010年バスケットボール世界選手権などに出場し、カナダ代表を牽引しました。

プレースタイルと評価

アンソニーは、オフェンスでの派手さはありませんでしたが、堅実なディフェンスとリバウンドを武器に、チームに貢献するタイプの選手でした。特にブロックショットを得意とし、NBAでも屈指のショットブロッカーとして知られていました。献身的な姿勢と、チームプレーを重視するプレースタイルで、多くのファンから愛されました。

NBA個人成績

ジョエル・アンソニーは、スター選手ではありませんでしたが、その堅実なプレーでNBAに足跡を残した名脇役と言えるでしょう。

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