ジョナサン・ビヤー

ジョナサン・ラファエル・ビヤー・ロークのプロフィール

ジョナサン・ラファエル・ビヤー・ローク（Jonathan Rafael Villar Roque）は、1991年5月2日生まれ。ドミニカ共和国のラ・ベガ州ラ・ベガ出身のプロ野球選手で、ポジションは内野手および外野手です。右投両打のビヤーは、現在メキシカンリーグに所属するラグナ・ユニオン・コットンファーマーズでプレーしています。愛称は「ビリ」（Villi）です。

経歴

プロ入りとフィリーズ傘下時代

ビヤーは2008年5月にフィラデルフィア・フィリーズと契約しプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。プロ入りからの彼の成績は、将来の成就を予感させるものでした。

アストロズ時代

2010年7月にはロイ・オズワルトとのトレードでヒューストン・アストロズに移籍します。2013年にはメジャー昇格を果たし、オークランド・アスレチックス戦でメジャーデビューを飾りました。この年は遊撃手として58試合に出場し、打率は.243、1本塁打、8打点を記録します。

2014年も遊撃手としての地位を確立し、87試合に出場しましたが、打率は.209と奮いませんでした。しかし、長打力が向上し、13二塁打と7本塁打を記録。この年の成績は彼の成長を示すものでした。

2015年には53試合に出場しながらも、打率.284を記録。走塁は減少したものの、プロとしての確実性を増していました。

ブルワーズ時代

2015年11月にはミルウォーキー・ブルワーズに移籍し、2016年には遊撃手のレギュラーとして156試合に出場。その年は打率.285で、38二塁打、19本塁打をマークし、62盗塁を決めて盗塁王も獲得しました。これがビヤーのキャリアにおける最盛期となり、各種打撃指標もキャリアハイを記録しました。

オリオールズ時代

2018年にはボルチモア・オリオールズにトレードされ、2019年8月にはニューヨーク・ヤンキースとの試合でサイクル安打を達成。これはオリオールズにおける10年ぶりの快挙でした。

マーリンズ、ブルージェイズ、メッツ、カブス時代

2019年にはマイアミ・マーリンズへ移籍し、その後トロント・ブルージェイズ、ニューヨーク・メッツ、シカゴ・カブスと各チームを渡り歩きます。2022年にカブスで46試合に出場するも、成績は振るわず、DFA（指名解除）となりました。その後、ロサンゼルス・エンゼルスと契約しましたが、活躍できずに再びDFAとなります。

メキシカンリーグ時代

2023年4月にはメキシカンリーグのラグナ・ユニオン・コットンファーマーズに加入し、新たな挑戦を続けています。

選手としての特徴

ビヤーは通算で200盗塁以上を記録する俊足が特徴です。特に2016年には盗塁王のタイトルを獲得しました。ポストシーズンでは出場機会は限られていますが、短期間でのインパクトを残す選手として知られています。

詳細情報

選手としての成績やタイトルにおいては、2016年の盗塁王受賞と2019年のサイクル安打が顕著な記録です。ビヤーのキャリアは多くのチームを経験しながらも、常に成長を目指している選手と言えるでしょう。

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