ジョニー・ペラルタ

ジョニー・ペラルタ：華麗なるキャリアと薬物スキャンダル

ジョニー・アントニオ・ペラルタ（Jhonny Antonio Peralta）は、1982年生まれ、ドミニカ共和国出身の元プロ野球選手。主に遊撃手、三塁手として活躍しました。右投右打。

プロ入りからインディアンスでの躍進

1999年にドラフト外でクリーブランド・インディアンスに入団。2003年にメジャーデビューを果たします。2005年にはレギュラー遊撃手に抜擢され、打率3割近い好成績を残し、インディアンスの遊撃手として最多となる24本塁打を放つなど、目覚ましい活躍を見せました。同年オフには5年1300万ドルの長期契約を結び、将来を嘱望されました。

しかし、2006年は成績が低迷。2007年には復調し、自己最多の152試合に出場、21本塁打をマークしました。2008年も好調を維持し、23本塁打、89打点と自己最高の成績を記録しました。2009年は一転して不振に陥りました。

2010年、シーズン途中にデトロイト・タイガースへ移籍。タイガースではやや調子を取り戻し、57試合で8本塁打を放ちました。オフにはFAとなり、2年契約でタイガースに残留。

タイガース時代とオールスター選出

2011年にはオールスターに初選出されるなど、実力を発揮しました。
2012年オフにはタイガースが球団オプションを行使し、契約を延長しました。

バイオジェネシス・スキャンダルとカージナルス時代

2013年にはオールスターに選出されましたが、バイオジェネシス・スキャンダルによって禁止薬物購入が発覚し、50試合の出場停止処分を受けました。オフにFAとなり、セントルイス・カージナルスと4年契約を結びました。

2014年は157試合に出場し、38二塁打、21本塁打を放ち、長打力を発揮。守備でも貢献しました。2015年も打率.275、17本塁打と安定した成績を残し、3度目のオールスターに選出されました。しかし、守備面では課題を残しました。

2016年は怪我の影響もあり、82試合の出場にとどまりました。復帰後は三塁手としてプレーしましたが、守備では精彩を欠きました。

2017年6月、カージナルスから自由契約となり、ボストン・レッドソックスとマイナー契約を結びましたが、同年7月に自由契約となりました。

プレースタイルと評価

インディアンス時代の監督からは、守備の安定感を高く評価されていました。遊撃手としての実績が主ですが、三塁手としての出場経験もありました。

成績と記録

ジョニー・ペラルタは、MLBオールスターゲームに3回選出されるなど、輝かしい実績を残しました。しかし、薬物スキャンダルによってキャリアに傷がつくこととなりました。


（成績は一部抜粋）

関連項目

メジャーリーグベースボールの選手一覧
ドミニカ共和国出身のメジャーリーグベースボール選手一覧
メジャーリーグベースボールのドーピング問題
バイオジェネシス・スキャンダル

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