ジョン・ウッドハウス (第2代ウッドハウス男爵)

ジョン・ウッドハウス（第2代ウッドハウス男爵）

ジョン・ウッドハウス（英語: John Wodehouse, 2nd Baron Wodehouse、1771年11月11日 – 1846年5月31日）は、18世紀末から19世紀にかけて活躍したイギリスの貴族であり、政治家です。彼はトーリー党に所属し、庶民院議員として重要な役割を果たしました。

生涯

1771年、初代ウッドハウス男爵ジョン・ウッドハウスとその妻ソフィアの息子として生まれました。幼少期からウェストミンスター・スクールで教育を受け、その後オックスフォード大学クライスト・チャーチに進学。学業と並行して、イースト・ノーフォーク民兵隊で大尉、後に隊長を務めました。

1796年、グレート・ベッドウィン選挙区から庶民院議員に初当選。議会では、父と同様に小ピットを支持しました。1802年の総選挙ではノーフォーク選挙区から出馬しましたが、ホイッグ党の攻撃を受け、惜しくも落選。

その後も政治活動への意欲を失わず、1818年にマールバラ選挙区から再び庶民院議員に選出されました。2度目の議員期では、リヴァプール伯爵内閣を支持。議会での活動は、甥のエドモンド・ウッドハウスとの区別が難しいと評されることもありました。

1821年にはノーフォーク統監に、1822年にはノーフォーク海軍次官に任命され、その職を亡くなるまで務めました。政治的な立場としては、カトリック解放に反対し、スコットランド貴族代表議員の制度改革にも反対しました。1826年に議員を引退した後も、政治への関与を続け、選挙法改正や保守党の支援に尽力しました。

1834年に父の死去に伴い、ウッドハウス男爵位を継承。貴族院議員となりました。1846年には、死去する直前に穀物法廃止への賛成票を投じさせたことが記録に残っています。

家族

1796年、シャーロット・ローラ・ノリスと結婚。6男5女をもうけました。子孫には、初代キンバリー伯爵ジョン・ウッドハウスなどがいます。

ノリス・ジョン（生涯未婚）
ヘンリー（初代キンバリー伯爵ジョン・ウッドハウスの父）
ローラ・ソフィア
エドワード
シャーロット・ローラ
ヘンリエッタ・ローラ
バークリー
キャロライン・エリザベス・ローラ
バートラム（陸軍士官）
アルフレッド
エマ・ローラ

人物

ジョン・ウッドハウスは、政治家として、また地方の統治者として、多岐にわたる活動を行いました。彼の政治姿勢は一貫して保守的であり、伝統的な価値観を重んじました。また、ノーフォークの発展に尽力し、地域住民からの信頼も厚かったと伝えられています。

外部リンク

Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by Mr John Wodehouse
* ジョン・ウッドハウスの関連資料一覧 - イギリス国立公文書館

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