ジョン・グディソン

ジョン・ケネス・グディソン（John Kenneth Goodison、生年不明 - 1995年）は、イギリスのコヴェントリー出身のロックミュージシャン、ソングライター、音楽プロデューサーです。

初期のキャリアとジョニー・B・グレイト

グディソンは、ジョニー・B・グレイト (Johnny B. Great) の名でデビューしました。初期の活動については詳細は不明な点が多いものの、この時期から音楽家としてのキャリアをスタートさせました。

ビッグ・ジョンズ・ロックンロール・サーカス

グディソンは後に、ビッグ・ジョンズ・ロックンロール・サーカス (Big John's Rock and Roll Circus) のリードボーカリストとして知られるようになりました。このプロジェクトは、特に南アフリカで大きな成功を収め、チャートの首位を獲得するほどのヒット曲を生み出しました。

ブラザーフッド・オブ・マンへの参加と楽曲提供

ピーター・シモンズ (Peter Simmons) やピーター・サイモンズ (Peter Simons) といった変名を用いて、ブラザーフッド・オブ・マンの楽曲制作に共作者として関わりました。1970年代初頭には、短期間トニー・バロウズに代わってブラザーフッド・オブ・マンのメンバーとなりましたが、グループはすぐに解散し、全く新しい編成に再編されました。

ベイ・シティ・ローラーズとステイタス・クォーへの楽曲提供

1975年には、ベイ・シティ・ローラーズの全英シングルチャート1位を獲得した「恋をちょっぴり (Give a Little Love)」をフィル・ワイマンと共同で作曲し、共同でプロデュースも担当しました。また、1988年には、ステイタス・クォーのトップ40ヒット曲「フー・ゲッツ・ザ・ラヴ (Who Gets the Love?)」をピップ・ウィリアムスと共同で作曲しています。

その他の活動

グディソンは、ウォーカー・ブラザーズのツアーメンバーを務めていた時期もありました。CBSレコードに勤務していたこともあり、ガンのアルバム「Race with the Devil」のレコーディングにも関わっています。

ディスコグラフィー

アルバム (ビッグ・ジョンズ・ロックンロール・サーカス名義)

Big John's Rock 'n' Roll Circus (DJM, 1974)
On the Road (DJM, 1977)

シングル

"Acapulco 1922" b/w "You'll Never Leave Him" (Decca, 1964) as Johnny B. Great
"Twenty Three" b/w "I Believe in You" (Prairie Records) as Big John
"Rockin' in the USA" b/w "Love" as Big John's Rock and Roll Circus (1974)
"When Will You Be Mine" b/w "I'm In the Army Now" as Big John's Rock and Roll Circus (1975)
* "Lady (Put the Light on Me)" as Big John's Rock and Roll Circus (1975) (USグループ Brownsville Stationが1977年にカバー)


グディソンの音楽的な才能は多岐にわたり、様々なアーティストやプロジェクトに関わることで、イギリスの音楽シーンに貢献しました。

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