ジョン・フランコ

ジョン・フランコ

ジョン・フランコは、1960年9月17日にニューヨーク州ブルックリンで生まれた元プロ野球選手で、投手としてのキャリアを持つ。彼は主にクローザーとしてその名を馳せ、1980年代から2000年代初頭にかけて活躍した。フランコはセント・ジョーンズ大学を卒業後、1981年のMLBドラフトでロサンゼルス・ドジャースに指名されてプロ入りを果たした。

フランコのメジャーリーグでの初登板は1984年4月24日で、彼のキャリアは1985年から1988年にかけてのドジャースでの成功を含む。1985年には67試合に登板し、12セーブを記録。1986年には29セーブを挙げ、一気にクローザーとしての地位を確立した。特に1988年には39セーブを記録し、最多セーブのタイトルを獲得。彼の活躍はチームの成績にも寄与し、同時期に4年連続で2位に輝く要因ともなった。

1989年オフにはニューヨーク・メッツに移籍し、ここでも大きな成果を上げる。1990年には再び最多セーブを獲得し、安定したパフォーマンスを披露した。その後、フランコは1999年に抑えをアーマンド・ベニテスに譲り、セットアッパーとしての役割に移行する。2000年にはヤンキースとのワールドシリーズに出場し、2001年にはメッツのチームキャプテンを務めた。この役職は2004年まで続き、チームの指導力を発揮した。

しかし、2002年には故障のため全シーズンを欠場することになり、これが彼のキャリアに影を落とす。復活を目指すフランコは2003年に43歳で復帰し、38試合に登板した。結果は0勝3敗ではあったが、防御率2.62と好成績を維持し、再びセーブを記録した。彼は2004年末にメッツとの契約を終了し、その後2005年にはヒューストン・アストロズと契約、当時の現役最高齢投手として新たな挑戦に挑んだが、7月2日に解雇された。

選手としての特徴

フランコのキャリアは、主にクローザーとしての役割に達成された数多くのタイトルや記録で彩られている。彼は最多セーブ投手を3回、最優秀救援投手も3回受賞し、1988年のローレイズ・リリーフマン賞や1990年のピッチャー・オブ・ザ・マンスの受賞歴も持っている。また、彼は通算424セーブを記録し、これはMLB歴代4位、左腕投手としては1位に相当する。さらに、彼は通算1119試合に登板しており、これは歴代3位の数字だが、先発登板なしでこの数字を達成した投手としては最高の記録を保持している。

フランコの記録的な業績には、MLBオールスターゲーム出場4回や、メッツのチーム記録である695登板、276セーブ、484交代完了などが含まれる。彼のキャリアは、その強力なスクリューボールと選手としての精神力によって、多くのファンに愛され続けている。メッツやドジャースでの彼の功績は、MLB史に永遠に刻まれることとなった。

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