ジョーイ・ウェンドル

ジョセフ・パトリック・ウェンドル：多様な才能を持つ内野手

ジョセフ・パトリック・ウェンドル（Joseph Patrick Wendle, 1990年4月26日 - ）は、アメリカ合衆国デラウェア州ウィルミントン出身のプロ野球選手。
内野手として、そのキャリアを積み重ねてきました。現在はフリーエージェント(FA)となっています。

プロ入りからメジャーデビューまで

2012年、MLBドラフト6巡目（全体203位）でクリーブランド・インディアンスから指名を受けプロ入り。
A-級マホーニングバレー・スクラッパーズでプロデビューを果たし、打率.327、4本塁打、37打点と好成績を記録しました。
2013年には、A+級カロライナ・マドキャッツで打率.295、16本塁打、64打点と更なる成長を見せ、コディ・アンダーソンと共にインディアンスのマイナーリーグ年間最優秀選手賞であるルー・ブードロー賞を受賞しました。
2014年はAA級アクロン・ラバーダックスでプレーしました。

2014年12月には、ブランドン・モスとのトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍。
2016年8月31日、ヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビューを果たし、初安打を記録しました。
メジャーでは28試合に出場し、打率.260、1本塁打、11打点、2盗塁の成績を残しました。

レイズでの飛躍

2017年12月、タンパベイ・レイズへ移籍。
2018年には、スプリングトレーニングでの活躍が認められ、開幕からプラトーン・システムで起用されることになりました。
この年、WAR4.3、打率.300、出塁率.350という好成績を記録し、チームの主力として活躍しました。
レイズの選手としては2011年以来となる打率3割を記録し、新人としては初の快挙となりました。
また、規定打席に到達した選手としてはトップとなる10犠牲フライを記録しています。
シーズン終わりに、レイズの内野手として新人王の選出順位は4位でした。

2021年には、自身初となるオールスターゲームに選出され、7回裏に三塁手として出場し、初打席で初安打を記録しました。

マーリンズ、メッツ、そしてブレーブスへ

2021年11月、マイアミ・マーリンズへトレード移籍。
2023年11月にはFAとなり、ニューヨーク・メッツと契約。
2024年は開幕から18試合に出場するも打率.222、1打点と振るわず、5月14日にDFA、20日に自由契約となりました。

2024年5月24日にアトランタ・ブレーブスとメジャー契約を結びましたが、1試合も出場することなくDFAとなり、FAとなりました。

プレースタイルと評価

ジョーイ・ウェンドルは、内外野をこなせるユーティリティ性、堅実な守備、そして勝負強い打撃が持ち味です。
2018年には、チームへの貢献が評価され、ハート&ハッスル賞を受賞しました。

今後の展望

FAとなったジョーイ・ウェンドル。
これまでの経験と実績を活かし、新たなチームでの活躍が期待されます。

もう一度検索