ジョーイ・ルケーシー

ジョセフ・ジョージ・ルケーシー

ジョセフ・ジョージ・ルケーシー（Joseph George Lucchesi）は、1993年6月6日生まれのアメリカ合衆国カリフォルニア州アラメダ郡ニューアーク出身のプロ野球選手であり、現在はニューヨーク・メッツに所属する投手です。彼は左投左打の選手であり、メディアによって「ルケージ」や「ルッケージ」とも呼称されています。彼のキャリアは大学野球から始まり、その後プロとして活躍を続けています。

経歴

プロ入り前

ルケーシーはニューアーク・メモリアル高等学校を卒業後、シャボット短期大学、さらにサウスイースト・ミズーリ州立大学（SEMO）へ進学し、そこで大学野球を経験しました。在籍中、2015年と2016年にはオハイオバレー・カンフェレンスの投手に選ばれるなど、その才能を発揮しました。

プロ入りとパドレス時代

彼は2016年のMLBドラフトでサンディエゴ・パドレスから4巡目（全体114位）で指名され、プロ入りを果たしました。契約後、すぐにマイナーリーグのA-級トリシティ・ダストデビルズでプレーを始め、同年9月にはA級フォートウェイン・ティンキャップスに昇格。合計で10先発5救援、42.0回を投げて防御率1.29という優れた成績を残しました。

2017年はA+級レイクエルシノア・ストームでスタートし、順調にAA級サンアントニオ・ミッションズへ昇進。2球団合計では23先発1救援、139.0回で防御率2.20を記録しました。

2018年に入り、彼はメジャーリーグデビューを果たしました。3月30日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で4.2回を投げ3失点、防御率は3.86で勝敗はつきませんでしたが、その後の試合で見事にメジャー初勝利を挙げるなど、印象的なスタートを切りました。この年は26試合に先発し、8勝9敗、145奪三振を挙げており、力強い選手としての地位を確立しました。

2019年も同様に活躍を続け、30試合に先発した結果、10勝10敗、防御率4.18、158奪三振を記録しました。しかし、2020年は怪我の影響で3試合の登板にとどまりました。

メッツ時代

2021年1月、ルケーシーはサンディエゴ・パドレスからニューヨーク・メッツおよびピッツバーグ・パイレーツとのトレードでメッツに加入しました。シーズン中に左肘の痛みが悪化し、トミー・ジョン手術を受けることになり、その結果残りのシーズンは全休となってしまいました。

選手としての特徴

ルケーシーの最大の武器は、独特の握りで投げるカーブボールで、この技術を自ら「チャーブ（Churve）」と呼んでいます。彼の速球は最速で94.6mph（約152.2km/h）を記録しており、そのスピードと変化球のバランスが彼の投球スタイルを支えています。

詳細情報

• - 背番号: 37（2018年 - 2020年）、47（2021年 - 現在）

ルケーシーは今後のシーズンでの復帰と活躍に期待が寄せられています。彼の成績やプレースタイルは、多くのファンに愛され、多くの注目を集めています。

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