ジョー・ミクソン

ジョセフ・ミクソン：NFLを彩るランニングバック

ジョセフ・タイラー・ミクソン（Joseph Tyler Mixon）は、1996年7月24日生まれ。カリフォルニア州アンティオック出身のアメリカンフットボール選手で、ポジションはランニングバック（RB）です。現在はNFLのヒューストン・テキサンズに所属し、その卓越した才能でチームに貢献しています。

大学時代：オクラホマ大学での活躍

ミクソンは2014年から2016年までオクラホマ大学でプレーしました。2014年には暴行事件で出場停止処分を受けましたが、2015年にはレッドシャツのフレッシュマンとして12試合に出場し、3試合で先発出場を果たしました。この年、チームはカレッジ・フットボール・プレーオフに進出。ミクソンはレギュラーシーズンを通して110回のキャリーで749ヤードを走り、7回のタッチダウンを記録。さらに、25回のキャッチで345ヤード、4回のタッチダウンを記録しました。

2016年10月のテキサステック大学戦では、31回のキャリーで263ヤード、2回のタッチダウン、4回のキャッチで114ヤード、3回のタッチダウンを記録し、キャリアハイの成績を残しました。シュガーボウルでのオーバーン大学戦でも、91ヤード、2回のタッチダウン、5回のキャッチで89ヤードを記録しています。

2016年シーズン終了後、ミクソンは残り2年の大学でのプレーを諦め、2017年のNFLドラフトに参加することを決意しました。

プロキャリア：ベンガルズからテキサンズへ

ミクソンは2017年のNFLドラフトで、シンシナティ・ベンガルズから2巡目（全体48位）で指名を受けました。しかし、大学時代の暴行事件が影響し、多くの批判も浴びました。2017年6月2日、ベンガルズはミクソンと4年545万ドルのルーキー契約を結びました。

2017年シーズン、ミクソンは第8週のコルツ戦で初の100ヤード越えを記録。第12週のブラウンズ戦では、114ヤードを走り、1タッチダウン、51レシーブヤードを記録しました。ルーキーシーズン全体では、626ラン獲得ヤード、4回のタッチダウン、30回のキャッチで287ヤードを記録しました。

2018年には、コルツとの開幕戦で95ヤード、1タッチダウン、5回のキャッチで54ヤードを記録。第8週のバッカニアーズ戦では、123ヤード、2回のタッチダウンを記録しました。第15週のレイダース戦では、129ヤード、2回のタッチダウンを記録し、チームの勝利に貢献。このシーズン、ミクソンはAFCトップとなる1,168ヤードを記録し、8回のラッシングタッチダウンと1回のレシーブタッチダウンを記録しました。

2019年、ミクソンは第10週のレイブンズ戦でシーズン最高の30回のキャリーで114ヤードを記録。第14週のブラウンズ戦では、23キャリーで146ヤード、3回のキャッチで40ヤード、1タッチダウンを記録。シーズン全体では、1,137ヤード、5回のタッチダウン、35回のキャッチで287ヤード、3回のタッチダウンを記録しました。

2020年9月1日、ミクソンはベンガルズと2024年シーズンまでの4年4,800万ドルの契約延長にサインしました。第4週のジャガーズ戦では、25キャリーで151ヤード、2回のタッチダウン、6回のキャッチで30ヤード、1回のタッチダウンを記録し、AFCオフェンシブプレーヤー・オブ・ザ・ウィークに選ばれました。しかし、第6週に足の怪我を負い、故障者リスト入り。シーズン全体では、428ヤード、3タッチダウン、21回のキャッチで138ヤード、1タッチダウンを記録しました。

2021年には、第1週のバイキングス戦で127ヤードを記録。第12週のスティーラーズ戦では、165ヤード、2タッチダウンを記録し、再びAFCオフェンシブプレーヤーオブザウィークを獲得。自身初となるプロボウルにも選出されました。シーズン全体では、キャリア最高の1,205ヤード、13回のタッチダウン、42回のキャッチで314ヤード、3回のタッチダウンを記録しました。スーパーボウルLVIでは、72ヤードを走り、ティー・ヒギンスへのパッシングタッチダウンも記録しました。

2022年のシーズン開幕戦、スティーラーズ戦では145スクリメージヤードを記録。

そして2024年、ミクソンはヒューストン・テキサンズにトレードされ、新たなチームで更なる活躍を目指しています。

ジョセフ・ミクソンは、その才能と努力で数々の困難を乗り越え、NFLの舞台で輝き続けています。彼の今後の活躍に、ますます目が離せません。

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