ジョー・ルディ

ジョー・ルディ（Joseph Oden Rudi, 1946年9月7日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州モデスト出身の元プロ野球選手（外野手）です。右投右打で、1970年代にオークランド・アスレチックスの主力選手として活躍しました。

1967年4月11日にメジャーデビューを果たし、1970年には規定打席には到達しなかったものの、打率.309と自己最高の成績を記録しました。1972年にはリーグ最多となる181安打を放ち、オールスターゲームに初めて選出されました。

同年のシンシナティ・レッズとのワールドシリーズでは、第2戦で3回にソロ本塁打を放ち、9回にはデニス・メンキーの打球をフェンスに激突しながら好捕し、チームを2対1の勝利に導きました。アスレチックスは4勝3敗でワールドチャンピオンに輝き、ルディもその一員として大きく貢献しました。シーズン終了後のMVP投票では、ディック・アレンに次ぐ2位に入りました。

1974年には、自己最多となる39二塁打、22本塁打、99打点を記録し、二塁打と287塁打でリーグ1位となりました。この年もチームはワールドシリーズに進出し、3連覇を達成。ルディはゴールドグラブ賞を受賞し、その後3年連続で受賞しました。MVP投票では、ジェフ・バロウズに次いで2位となりました。

1976年シーズン終了後、カリフォルニア・エンゼルスへ5年総額200万ドルの契約でFA移籍しました。エンゼルスでは4年間で391試合に出場しましたが、打率は.249と低迷しました。5年契約の最終年を前に、フランク・タナナ、ジム・ドーシーとのトレードでフレッド・リン、スティーブ・レンコーとともにボストン・レッドソックスへ移籍。

契約満了後、オークランド・アスレチックスと再び契約し、1982年シーズンを最後に現役を引退しました。

ジョー・ルディは、アスレチックス黄金時代を支えた中心選手の一人として、記憶されています。守備では堅実なプレーでチームに貢献し、打撃でも勝負強い打撃でファンを魅了しました。

主な記録と表彰

ゴールドグラブ賞：3回（1974年 - 1976年）
1972年 リーグ最多安打

年度別打撃成績について

各年度の太字はリーグ最高を表しています。
KCA（カンザスシティ・アスレチックス）は、1968年にOAK（オークランド・アスレチックス）に球団名を変更しています。

ジョー・ルディは、アスレチックスの黄金期を支えた名選手として、その功績は長く語り継がれることでしょう。

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