スカイヤーズ5

スカイヤーズ5

『スカイヤーズ5』は、1960年代にTBSが制作したオリジナルテレビアニメ、および川崎のぼる作画によるコミカライズ作品です。国際犯罪組織「ゴースト」の野望を阻止するために結成された、国際警察の精鋭部隊「スカイヤーズ5」の活躍を描きます。

ストーリー

主人公の隼太郎は、「ゴースト」のテロによって母と妹を失います。彼は国際警察の精鋭部隊「スカイヤーズ5」の一員となり、「ゴースト」の犯罪に立ち向かうことを決意します。

登場人物

スカイヤーズ5

日本国際秘密警察の精鋭部隊。リーダーの“キャプテン”を中心に、5人のメンバーで構成されています。万能カー・スカイヤーズ号を駆使し、潜入捜査や犯罪者との直接対決を行います。各メンバーはトランプのスートをシンボルとしており、固有のマークが入ったベストを着用しています。靴のかかとにはロケット噴射装置が搭載されており、高所への跳躍や安全な着地をサポートします。

隼 太郎 (S5号)：スペードのシンボルを持つ。ゴーストの攻撃で家族を失い、スカイヤーズに入隊。トランプ手裏剣の使い手で、ワルサーP38の射撃の名手。
キャプテン (S1号)：シンボルマークなし。スカイヤーズ5のリーダー。パイプを愛用する冷静沈着な指揮官。
ポルカ (S2号)：ダイヤのシンボルを持つ。スキンヘッドの小男で、コミカルな言動が特徴。ギミック満載のクラシックカーを操る。
ユリ (S3号)：ハートのシンボルを持つ。チームの紅一点。F-4ファントムを操縦し、隼太郎を救出。兄も諜報員だった。
サムソン (S4号)：クラブのシンボルを持つ。巨漢で怪力の持ち主。九州弁を話し、涙もろい一面も。
ピーター：隼太郎と無人島で出会った白いジャガーの子供。スカイヤーズのマスコット的存在。

ゴースト

謎の首領が率いる国際犯罪組織。テロや大規模犯罪、武器の密売など、様々な悪事を行います。構成員は自爆装置付きの腕時計を着用させられ、首領に絶対服従を強いられています。

ゴースト（首領）：組織の首領。モニター越しに部下に指示を出す。コインを弾く癖があるが、その素顔は最後まで明かされませんでした。
オロック：ゴーストのナンバー2。S5号に助けられるが、後にゴーストと運命を共にする。

その他の登場人物

白い鷹（S6号）：ゴーストに洗脳された変装の達人。スカイヤーズと敵対するが、最後は正気に戻り、自爆する。

アニメ版

モノクロ版

1967年10月からTBS系列で放送されました。全12話で物語は完結しませんでした。

カラー版

1971年10月から放送された新シリーズ。全26話で、スカイヤーズ5とゴーストの最終決戦が描かれました。モノクロ版のリメイクエピソードも含まれています。

キャスト

S5号 隼太郎：仲村秀生
S1号 キャプテン：真木恭介
S2号 ポルカ：和久井節緒
S3号 ユリ：栗葉子
S4号 サムソン：神山卓三
ゴースト：高塔正康
オロック：小林清志

スタッフ

原案：小泉太郎、石川喬司
漫画：川崎のぼる
音楽：司一郎
制作：TCJ（現・エイケン）
企画制作：TBS

主題歌

オープニングテーマ：「スカイヤーズ5（ファイブ）」
作詞：赤坂三平 / 作曲・編曲：すぎやまこういち / 歌：ハニー・ナイツ
挿入歌：「スカイヤーズ・マーチ」
作詞：赤坂三平 / 作曲：司一郎、すぎやまこういち / 編曲：すぎやまこういち / 歌：上高田少年合唱団

放送局

TBS系列局

備考

『スカイヤーズ5』は、1984年にビデオソフトが発売された他、キッズステーションやホームドラマチャンネル、TBSチャンネル2などで再放送されています。2015年には、モノクロ版とカラー版を収録したDVD-BOXが発売されました。

もう一度検索