スクランブル3

スクランブル3

『スクランブル3』（スクランブルスリー）は、1989年の春から秋にかけて日本テレビ系列で放送されたワイドショーです。この番組は、月曜から金曜の午後3時から3時45分までの45分間にわたり、視聴者に多様な情報を提供しました。

番組の概要

『スクランブル3』の司会を務めたのは、フジテレビのアナウンサーからフリーアナウンサーに転身した小林大輔です。彼は、フジテレビ時代に『夜のヒットスタジオ』で「モグラのお兄さん」として視聴者に親しまれており、番組への期待が高まりました。この番組は、前番組の『芸能スクランブル!!』が短期間で終了した後に急遽立ち上げられたもので、セットもほとんど変更されないまま放送を開始しました。

番組は、主に芸能と社会に関するニュースを取り上げ、その中には気になるトピックスや人々の注目を集めるイベントが含まれていました。視聴者は、毎日異なるテーマや話題についての新しい情報を受け取れることが大きな魅力となっていました。

放送枠と地域

この番組は、当時の日本テレビ系列のクロスネット局の多くで放送されていました。ただし、同じ時間帯にフジテレビの『タイム3』やテレビ朝日の『欽どこTV!!』が放送されていたため、地域によっては『スクランブル3』が視聴できない局も存在しました。また、ローカルセールス枠であったため、一部の局では放送を行わなかったケースもあり、視聴者にとっては放送されない地域もありました。

特殊な放送回

特筆すべき放送回として、1989年8月4日放送分がありました。この回では、天皇・皇后の初の記者会見に関する特別報道が行われたため、放送時間が短縮され、午後3時30分までの放送となりました。このような特別な内容が放送されることで、視聴者の関心を引く機会もありました。

終了とその後

『スクランブル3』は、1989年9月29日に放送を終了しましたが、その後も同じ放送枠で新たに『キャッチ』という後継番組がスタートしました。この新番組では、芸能・社会に関する内容を踏襲しつつ、生活情報も新たに加えることで、視聴者にさらなる価値を提供しようとしました。こうして、『スクランブル3』は終了しましたが、その影響は次の番組にも引き継がれました。

このように、『スクランブル3』は、短期間の放送ながら様々な情報を視聴者に届けたワイドショーとしての存在感を持っていたことがわかります。

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