スコット・ベイカー (右投手)

ティモシー・スコット・ベイカー：球歴と実績

ティモシー・スコット・ベイカー（Timothy Scott Baker）は、1981年9月19日生まれのアメリカ合衆国ルイジアナ州シュリーブポート出身のプロ野球選手（投手）。右投右打で、MLB・ロサンゼルス・ドジャース傘下に所属しています。

プロ入りとミネソタ・ツインズ時代

2003年のMLBドラフトで、ミネソタ・ツインズから2巡目（全体58位）で指名を受け、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

2004年には、A+級フォートマイヤーズ・ミラクル、AA級ニューブリテン・ロックキャッツ、AAA級ロチェスター・レッドウイングスと、マイナーリーグの مختلف階級で経験を積みました。

2005年、AAA級ロチェスターでシーズンを迎え、5月7日のタンパベイ・デビルレイズ戦でメジャーデビューを果たしました。リリーフとして10試合に登板し、3勝、防御率3.35という成績を残しました。

2006年は、4月には防御率3.47と安定した投球を見せていましたが、5月には防御率8.42と調子を落としました。特に被本塁打が増加し、地元メディアから「ホームランベイカー」と揶揄されることもあり、マイナー降格を経験しました。

2007年8月31日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦では、8回まで完全試合ペースで投げていましたが、9回に四球とヒットで走者を出し、ノーヒットノーランを逃しました。しかし、この試合でメジャー初完封を達成しました。

2008年は右足の付け根を痛めて故障者リスト入りも経験しましたが、6月5日に復帰。6月15日のミルウォーキー・ブルワーズ戦では、1イニング4奪三振を記録しました。この年は自己最多の28試合に先発し、規定投球回をクリア、2桁勝利を達成しました。

2009年3月7日には、4年1525万ドルで契約を延長。同年は200イニングに到達し、自己最多となる15勝を挙げました。

2010年も12勝を記録しましたが、2011年は肘の痛みに苦しみ、連続2桁勝利は3年で途絶えました。

2012年は開幕直前に肘痛が再発し、トミー・ジョン手術を受け、シーズンを棒に振りました。オフにツインズは925万ドルのオプションを破棄し、FAとなりました。

シカゴ・カブス時代

2012年11月13日、1年550万ドル（最大150万ドルの出来高付き）でシカゴ・カブスと契約。しかし、2013年10月31日に再びFAとなりました。

テキサス・レンジャーズ時代

2014年1月29日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結びましたが、3月24日に放出。その直後、3月28日にテキサス・レンジャーズとマイナー契約を結びました。AAA級ラウンドロック・エクスプレスで開幕を迎え、6試合に登板、4勝1敗、防御率3.32の成績を残し、5月7日にレンジャーズとメジャー契約を結びました。しかし、5月8日にDFAとなり、AAA級へ降格。その後再びメジャー契約を結びましたが、10月30日にFAとなりました。

ロサンゼルス・ドジャース時代

2015年1月30日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結びましたが、3月29日に解雇。その後、4月3日にロサンゼルス・ドジャースとマイナー契約を結び、26日にメジャー契約。しかし、5月3日にDFAとなり、傘下のAAA級オクラホマシティ・ドジャースに配属されました。

背番号

30 (2005年 - 2011年、2015年)
32 (2013年)
* 25 (2014年)

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