スコット・モリソン (バスケットボール)

スコット・モリソン

スコット・モリソン（Scott Morrison）は1986年1月3日生まれのカナダ出身の元プロバスケットボール選手です。モリソンは211cmの身長と112kgの体重を持つセンターとして知られ、彼のキャリアは複数の国でのチームでのプレーによって彩られています。

大学時代

モリソンは18歳の時にアメリカに渡り、ポートランド州立大学に入学しました。大学での彼のプレーは注目を集め、平均得点は5.6、リバウンドは9.2という成績を残しました。特にブロックショットとダンクショットでは大学歴代最多の記録を樹立し、ビッグスカイカンファレンスで2度のチャンピオンシップに貢献しました。さらに、2007-08シーズンには最優秀ディフェンス選手に選ばれるなど、そのディフェンス能力の高さが高く評価されました。

プロ選手としてのキャリア

大学卒業後、モリソンは2008年にハンガリーのアルバコンプと契約し、プロバスケットボール選手としてのキャリアが始まりました。その後、エストニア、ウクライナ、ポーランド、ドイツのチームを経て、2013年にはオーストラリアのNBLに所属するメルボルン・タイガースに加入しました。

2014年には日本のNBLチーム、アイシンシーホース三河に移籍し、NBL 2014-15シーズンではリーグ優勝のメンバーとなるなど、その影響力を発揮しました。

ケガと黒いマスク

プロ生活の中でモリソンはケガにも悩まされ、2014年2月にはパース・ワイルドキャッツ戦とアデレード・サーティシクサーズ戦において鼻骨を骨折しました。この影響で、彼は以降の試合で時折黒いマスクを着用して出場するようになりました。このマスクは彼のトレードマークともなり、ファンにとっても印象的な姿となりました。

秋田ノーザンハピネッツでの活躍

日本でのキャリアの一環として、モリソンは2015-16シーズンにはbjリーグの秋田ノーザンハピネッツに加入しました。シーズン初戦での埼玉ブロンコス戦ではダブル・ダブルを達成するなど、早々に存在感を示しました。シーズン中にも数回のダブル・ダブルを記録し、特に2016年2月15日の群馬クレインサンダーズ戦では、14得点10リバウンドを挙げ、この日のMVPにも選ばれました。彼はレギュラーシーズン52試合中50試合に出場し、平均11.1得点、8.3リバウンドを記録しました。

Bリーグの設立

2016-17シーズンにはbjリーグとNBLの統合に伴いBリーグが発足し、秋田ノーザンハピネッツはB1リーグの一員としてモリソンとの契約を継続しました。彼のパフォーマンスはチームにとって重要な役割を果たし続けました。2017-18シーズンからは三遠ネオフェニックスへ移籍し、さらなるキャリアを築いていくことになります。

最後に

スコット・モリソンはその大きな身体と圧倒的なリバウンド力で、多くのチームに貢献してきました。今後彼がどのような道を歩むのか、ファンにとって楽しみな存在であることは間違いありません。

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