スコット・ロスト

スコット・エパーソン（スコット・ロスト）

スコット・エパーソン（Scott Epperson、1980年6月8日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の元プロレスラーです。スコット・ロスト（Scott Lost）のリングネームでインディー団体を中心に活躍し、PWG（Pro Wrestling Guerrilla）の創設メンバーの一人としても知られています。2010年に惜しまれつつも引退しました。

来歴

2000年にUPW（Ultimate Pro Wrestling）でデビュー後、様々なインディー団体を転戦し、経験を積みました。2003年5月、ディスコ・マシン、エクスカリバー、ジョーイ・ライアン、トップ・ガン・トルウォー、スーパー・ドラゴンの6人と共に、南カリフォルニアを拠点とするPWGを設立。旗揚げ当初から中心選手として活躍しました。

PWGでは、ファンキー・ビリー・キム、ジョーイ・ライアンとX-Foundationというユニットを結成し、人気を博しました。

2003年7月23日、PWGの記念すべき初興行では、アダム・ピアース、ハードコア・キッド、アル・カトラズと対戦。

2004年2月22日には、ジョーイ・ライアンとのタッグで初代PWG世界タッグ王者のホミサイド & B-BOY組に挑戦し、見事勝利。タッグ王座を初めて戴冠しました。しかし、翌3月にはクリス・ボッシュ & クイックシルバー組に王座を奪われてしまいます。

4月、エクスカリバー & スーパー・ドラゴン組が持つタッグ王座に再び挑戦し、2度目の戴冠を果たしました。その後、パートナーをクリス・ボッシュに変え、タッグ名もArroganceと改め、3度目の戴冠を成し遂げました。しかし、7月にはクイックシルバー & スコーピオ・スカイ組との間で、マスクとタッグ王座を賭けた試合が行われ、スコットがピンフォール負けを喫し、王座を失いました。

試合後、スコーピオ・スカイを攻撃し、抗争を開始。12月にはアイ・クイット・マッチで対戦しましたが、スコーピオ・スカイが椅子を使ったスコーピオン・デスロックでスコットからギブアップを奪い、抗争は終結しました。

2006年初頭には、スーパー・ドラゴン & デイビー・リチャーズ組が保持するタッグ王座に挑戦しましたが、スコットがサイコドライバーでピンフォール負けを喫しました。3月、再びタッグ王座に挑戦。ジョーイ・ライアンとスコーピオ・スカイの介入もあり、王座を獲得し、4度目の戴冠となりました。その後、この4人でダイナスティ（The Dynasty）を結成。

10月、B-BOY & スーパー・ドラゴン組に敗れ、タッグ王座を失いました。

2008年に入ると、パートナーをジョーイ・ライアンに戻し、1月にPWGタッグ王座を獲得。通算5度目の戴冠となりました。しかし、3月にはケビン・スティーン & エル・ジェネリコ組に王座を奪われています。タッグ王座を手放してからはシングルでの活動が増え、AWSライトヘビー王座、AWSヘビー級王座を獲得。PWG世界ヘビー級王座にも挑戦しました。

2010年1月、ROH（Ring of Honor）に初参戦。スコーピオ・スカイとのタッグでコルト・カバナ & エル・ジェネリコ組と対戦しました。翌日行われたPWGの興行では、ジョーイ・ライアンとのタッグでグレート・ムタ & KAI組と対戦し、シャイニング・ウィザードでピンフォール負けを喫しました。

6月28日、PWG7周年興行で長年のライバルであるスコーピオ・スカイとの試合で引退することを発表。7月30日の引退試合でスコーピオ・スカイと対戦し、敗れました。引退後はコミック・ブック・アーティストとして活動しています。

得意技

ビッグ・ファット・キル：跪いているか座っている相手へのローリング・ソバット
ブレイキング・ポイント：変形バックブリーカー
ロスト・イン・スペース：ダイビング・エルボー・ドロップ
バタフライ・エフェクト：シャープシューター
スーパースープレックス
スーパーマン・スピアー
ロスト・コーズ：スーパーキック
カッター
ガットバスター
ムーンサルト
各種キック
セントーン・ボム

入場曲

Moment of Clarity - ジェイ・Z

獲得タイトル

AWS
AWSヘビー級王座：1回
AWSライトヘビー級王座：1回
AWSタッグチーム王座：2回（w/ジョーイ・ライアン）
BGPW
BGPWヘビー級王座：1回
CWA
CWAタッグチーム王座：1回（w/ジョーイ・ライアン）
GSCW
GSCWライトヘビー級王座：2回
PCW
PCWタッグチーム王座：1回（w/ジョーイ・ライアン）
PWG
PWG世界タッグチーム王座：5回（w/ ジョーイ・ライアン：3回、クリス・ボッシュ：2回）
WCWA
WCWAタッグチーム王座：1回（w/ジョーイ・ライアン）
WPW
WPWクルーザー級王座：1回
WPWタッグチーム王座：1回（w/ジョーイ・ライアン）

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