エルボー・ドロップ

エルボー・ドロップ（Elbow Drop）

エルボー・ドロップは、プロレスの技の中でも特に知られる技の一つで、観客を魅了するダイナミックな攻撃スタイルが特徴です。この技は、相手が仰向けに倒れている際に、自身の片肘を大きく振り下ろし、全体重をかけて相手の胸に落とすことで行われます。エルボー・ドロップは試合の様々な局面で使用され、序盤から終盤まで多様な戦略の中で見られます。また、この技には派生技が多数存在し、中には「フィニッシュ・ホールド」として使われることもあります。

エルボー・ドロップの基本的な形式に加え、いくつかの応用技があります。その一つが「ジャンピング・エルボー・ドロップ」で、これは選手が空中で片肘を突き出しながら相手に向かってジャンプし、一気に攻撃を行うスタイルです。これにより、エルボー・ドロップはより衝撃的な印象を与えることができます。

主な使用者

エルボー・ドロップは多くのレスラーによって用いられており、歴史的にも多彩な選手たちがこの技を駆使してきました。有名な使用者には、ジョニー・バレンタインやダスティ・ローデス、橋本真也、SHO、鷹木信悟などがいます。これらのレスラーは、エルボー・ドロップを多様なスタイルで行い、それぞれの個性を前面に出しています。

派生技について

エルボー・ドロップには多くの派生技が存在し、それぞれ異なる使用方法や効果を持っています。

エルボー・ドロップ・ホールド

この技は、仰向けに倒れた相手に通常のエルボー・ドロップを行った後、その姿勢のままフォールを試みる技です。重量級レスラーによって多く使用され、「ビッグ・エルボー」とも呼ばれます。主な使用者にはアブドーラ・ザ・ブッチャーやアンドレ・ザ・ジャイアントがいます。

ランニング・エルボー・ドロップ

助走をつけて、スライディングしながら仰向けの相手にエルボー・ドロップを行います。このスタイルはギャングレルやアニマル浜口によって使用されていることで知られています。

ダイビング・エルボー・ドロップ

コーナーからジャンプして仰向けの相手にエルボー・ドロップを行う技で、テリー・ファンクやマーク・ロコがこの技の使用者です。

ドライビング・エルボー・ドロップ

武藤敬司のオリジナル技で、相手にダイビング・エルボー・ドロップを行うたのむ形ですが、バリエーションとしてその場で放つ「ドライビング・エルボー」と呼ばれる技もあります。

ピープルズ・エルボー

ザ・ロックの独自技で、相手に見下ろしながらロープを飛び越えてエルボー・ドロップを行うスタイルで、観客との一体感を生むパフォーマンス性が高い技です。

まとめ

エルボー・ドロップはプロレスファンにとっても非常に印象的な技で、多様なスタイルや派生技が存在するため、選手の個性や試合のダイナミズムを引き出す重要な要素となっています。プロレス界において、エルボー・ドロップは今後も多くのレスラーによって進化し続けることでしょう。

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