スチュワート・シンク

スチュワート・シンク（Stewart Cink）は、1973年5月21日生まれのアメリカ人プロゴルファーです。アラバマ州ハンツビルで生まれ、ゴルフ一家で育ちました。彼の両親は共にハンディキャップが1桁台のシングルプレーヤーであり、幼い頃からゴルフに親しむ環境で育ちました。ジョージア工科大学に進学し、ゴルフ部では1学年先輩にデビッド・デュバルがいました。

1995年にプロに転向したシンクは、2年後の1997年7月に「キヤノン・グレーター・ハートフォード・オープン」でPGAツアー初優勝を果たしました。この勝利により、彼はPGAツアーの1997年度「最優秀新人賞」を受賞しました。1999年の全米プロゴルフ選手権では、初めてメジャー大会の優勝争いに加わり、タイガー・ウッズ、セルヒオ・ガルシアに次ぐ3位に入りました。

2000年4月には、マスターズ直後の「MCIクラシック」でツアー2勝目を挙げました。しかし、2001年の全米オープンでは、最終ラウンドの18番ホールでダブルボギーを叩き、プレーオフ進出を逃し、3位に終わるという苦い経験をしました。この敗北は彼に大きな影響を与え、一時的に低迷期に入りました。しかし、2004年には「MCIヘリテージ」で4年ぶり2度目の優勝を飾り、同じ年には世界ゴルフ選手権シリーズのNECインビテーショナルでも優勝し、年間2勝を達成、賞金ランキング5位に入りました。

2008年には、世界ゴルフ選手権シリーズのアクセンチュア・マッチプレー選手権で決勝に進出したものの、タイガー・ウッズに大差で敗れて準優勝となりました。しかし、同年のマスターズでは自己最高の3位に入り、6月には「トラベラーズ選手権」で4年ぶりのPGAツアー5勝目を挙げました。そして、2009年の全英オープンで、ついにメジャー大会初優勝を成し遂げました。スコットランドのターンベリーにあるアイルサ・コースで行われた大会で、シンクは4日間通算2アンダーで、59歳のトム・ワトソンとのプレーオフを制し、メジャー初タイトルを獲得しました。

シンクは、身長193cm、体重93kgの恵まれた体格を持つ大型選手で、これまでにPGAツアーで8勝、その他国際試合を含め16勝を挙げています。メキシカン・オープンでは1996年と1999年に2勝を挙げています。世界ランキングの自己最高位は5位（2008年7月）です。彼のこれまでの主な優勝歴は以下の通りです。

プロ優勝歴 (16)

PGAツアー (8)

ナイキツアー (3)

その他 (5)
1996 メキシカン・オープン
1999 メキシカン・オープン
2006 ウェンディーズ3ツアー・チャレンジ（PGAチーム）
2007 CVS Caremark Charity Classic (with J.J.ヘンリー)
2013 PNC Father Son Challenge (with son Connor)

シンクは、その卓越したゴルフ技術と、不屈の精神で多くのファンを魅了し続けている選手です。

外部リンク

スチュワート・シンク (@stewartcink) - X（旧Twitter）
スチュワート・シンク - PGA Tour.com

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