スティーブン・スーザ・ジュニア

スティーブン・ジェフリー・スーザ・ジュニア（Steven Jeffrey Souza, Jr. , 1989年4月24日 - ）は、アメリカ合衆国ワシントン州エバレット出身の元プロ野球選手。外野手として活躍し、右投右打であった。愛称は「スーズ・ボット（Souzbot）」。

プロ入りとナショナルズ時代

2007年のMLBドラフト3巡目（全体100位）でワシントン・ナショナルズから指名され、プロとしてのキャリアをスタートさせた。ルーキー級でのデビュー後、着実にステップアップを重ねる。2010年には薬物違反による出場停止処分を経験するも、A+級で力をつけ、2013年にはAA級で打率.300、15本塁打、20盗塁と才能の片鱗を見せた。

2014年、AAA級で好成績を収めメジャー昇格を果たす。4月13日のブレーブス戦でメジャーデビューを飾り、翌日のマーリンズ戦で初安打を記録。しかし、その後は結果を残せず、AAA級との往復を経験。9月にはジョーダン・ジマーマンのノーヒットノーラン達成を、最後の打球をダイビングキャッチでアシストする活躍を見せた。

レイズ時代

2014年オフに三角トレードでタンパベイ・レイズへ移籍。2015年には右翼手としてレギュラー格で起用され、16本塁打、12盗塁を記録。パワーとスピードを兼ね備えた能力をアピールした。2016年もレギュラーとして出場し、17本塁打を放つなど、着実に成長を見せた。

2017年にはキャリアハイとなる30本塁打、78打点、16盗塁を記録し、主力としての地位を確立した。

ダイヤモンドバックス時代

2018年、三角トレードでアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍。しかし、移籍1年目は怪我の影響もあり、期待されたほどの成績は残せなかった。2019年にはプレシーズンゲームで左膝に重傷を負い、シーズンを全休。オフにFAとなった。

カブス、ドジャース、マリナーズ時代

2020年、シカゴ・カブスと契約するも、シーズン途中で自由契約となる。2021年はドジャースと契約し、メジャー昇格も果たしたが、再び自由契約に。その後、マリナーズと契約するも、メジャーでの出場機会は限られ、2022年7月に現役引退を発表した。

スティーブン・スーザ・ジュニアは、その高い身体能力でメジャーリーグの舞台で活躍した。度重なる怪我に苦しみながらも、常に前向きにプレーする姿勢は、多くのファンに感動を与えた。

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