スティーブン・マッツ

スティーブン・マッツ

スティーブン・ジェイコブ・マッツ（Steven Jakob Matz）は、1991年5月29日にニューヨーク州サフォーク郡ストニーブルックで生まれたプロ野球選手であり、現在はセントルイス・カージナルスに所属する左投げの投手です。彼は、メジャーリーグベースボール（MLB）での活躍が期待されている選手の一人です。

経歴

プロ入りとメッツ時代

2009年のMLBドラフトでニューヨーク・メッツから2巡目（全体72位）で指名され、プロの世界に足を踏み入れました。しかし、彼のキャリアは初めから順風満帆というわけではありませんでした。2010年にトミー・ジョン手術を受けたため、1年間のリハビリを強いられました。2012年から本格的にプレーを始め、アパラチアンリーグのルーキー級キングスポート・メッツでのデビュー戦では、6試合に登板して2勝1敗、防御率1.55という素晴らしい成績を収めました。

2013年にはA級サバンナ・サンドナッツでプレーし、21試合で5勝6敗、防御率2.62を記録。さらには、2014年にはA+級セントルーシー・メッツやAA級ビンガムトン・メッツで合計24試合に先発登板し、10勝9敗、防御率2.25と奪三振131を記録しました。そして、2015年にはメジャーに昇格し、初登板で勝利を収めるなど、その才能を証明しました。特に注目を集めたのは、2016年のシーズンで、22試合で9勝を挙げ、奪三振率も高く評価され、ルーキー・オブ・ザ・イヤーの投票でも名前が上がりました。

ブルージェイズ時代

2021年、マッツはトロント・ブルージェイズにトレードされ、古巣メッツとの対戦ではスタンディングオベーションを受けました。彼はこの年14勝を上げ、自己最高の成績を残しました。

カージナルス時代

2021年11月にはセントルイス・カージナルスと4年契約を結び、今後の活躍が期待されています。カージナルスではさらなる成長と成功が求められています。

選手としての特徴

スティーブン・マッツは主にシンカーを用いるシンカーボーラーで、平均球速151km/hで自己の投球の60%以上を占めています。他にもカーブ、チェンジアップ、スライダーと多彩な球種を持ち、ストライク率も高いことから、安定した投球が期待されています。そのため、奪三振も多く、投手としての実力を示しています。

スティーブン・マッツはこれまでのキャリアで様々な経験を重ね、メジャーリーグの舞台で成長を続けています。今後も彼の活躍から目が離せません。

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