ステファン・ベルナディス

ステファン・ベルナディスは、1974年2月23日生まれ、フランス出身の男性フィギュアスケート選手です。彼は、サラ・アビトボルとのペアで国際舞台で活躍し、特に1990年代後半から2000年代初頭にかけて、その名を轟かせました。

ベルナディスは8歳でスケートを始め、1992年にサラ・アビトボルとペアを結成しました。1992-1993年シーズンには世界ジュニア選手権で11位となり、同シーズンにはシニアクラスの欧州選手権と世界選手権にも出場を果たしました。欧州選手権では14位、世界選手権では19位という結果でした。翌1993-1994年シーズンには、フランス選手権で優勝しましたが、国際大会では表彰台に上ることはできませんでした。

1995-1996年シーズンからISUグランプリシリーズに参戦しました。グランプリシリーズでは表彰台には届かなかったものの、スケートイスラエルで優勝、1996年欧州選手権で3位となり、その実力を示しました。1998年の長野オリンピックでは、6位入賞を果たしました。

長野オリンピック後の1998-1999年シーズンには、ラリック杯でISUグランプリシリーズ初優勝を飾りました。続く1999-2000年シーズンには、ラリック杯で再び優勝、スケートアメリカとNHK杯で2位となり、グランプリファイナルでは2位に入賞しました。地元フランスのニースで開催された2000年世界選手権では、ショートプログラムで4位からのスタートとなりましたが、フリースケーティングで逆転し、総合3位に入賞。これは、フランス選手としては1932年のアンドレ・ブリュネ＆ピエール・ブリュネ以来、68年ぶりのメダル獲得という快挙でした。しかし、翌2001年世界選手権は途中棄権し、ソルトレイクシティオリンピックの出場枠を得ることはできませんでした。

2001-2002年シーズン、オリンピック予選会として指定されたゴールデンスピンで優勝し、ソルトレイクシティオリンピックの出場枠を獲得しました。2002年欧州選手権では、自己最高位となる2位となりました。しかし、メダルが期待されたソルトレイクシティオリンピック直前に、パートナーのアビトボルがアキレス腱を断裂し、出場を断念せざるを得ませんでした。その後、2002-2003年シーズンをもって現役を引退しました。

主な戦績としては、1998年長野オリンピック6位入賞、2000年世界選手権3位、2002年欧州選手権2位などがあります。ベルナディスとアビトボルのペアは、フランスのフィギュアスケート界において、非常に重要な存在であり、多くのファンに愛されました。

国際スケート連盟によるサラ・アビトボル＆ステファン・ベルナディスのバイオグラフィー（英語）やアビトボル＆ベルナディス公式サイト、Olympediaのステファン・ベルナディスのページからも、彼らの輝かしい足跡を辿ることができます。

国際スケート連盟によるサラ・アビトボル & ステファン・ベルナディスのバイオグラフィー（英語）
アビトボル & ベルナディス公式サイト
* ステファン・ベルナディス - Olympedia（英語）

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