スバーロ

スバーロとは

スバーロ（Sbarro）は、1956年にアメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区で創業した、ピザを中心としたファストフードレストランです。創業者の姓がそのまま店名になっています。世界40カ国以上で1,000店舗以上を展開する、グローバルなチェーンとして知られています。

歴史

スバーロの歴史は、1956年にスバーロ一家がイタリアからアメリカに移住したことから始まります。彼らはまずマンハッタンで食料品雑貨店を開業しました。その後、イタリア料理の販売を開始し、1967年からは「QSR（クイックサービスレストラン）」として事業を拡大しました。2007年以降は、経営権が投資グループ「MidOcean Partners」に移っています。

倒産と再建

2011年4月4日、スバーロは約3億7500万ドルという巨額の負債を抱え、連邦倒産法第11章の適用を申請して倒産しました。しかし、債権者側との間で事前に債務削減に関する合意がなされていたため、店舗の営業は継続されました。この倒産劇は、スバーロの経営状況の厳しさを示すものでしたが、事業継続への強い意志も感じさせます。

メニュー

スバーロのメニューは、カットピザ、パスタなどのイタリア料理が中心です。手軽に本格的なイタリアンを楽しめる点が、多くの人々に支持されています。特に、大きめにカットされたピザは、スバーロの代表的なメニューの一つです。

日本での展開

スバーロは過去に、日本のダイエーグループによってフランチャイズ展開されていました。1997年から2001年にかけて、六本木や原宿などの都心部に出店していましたが、一旦撤退しました。

再進出と再撤退

2010年、株式会社スバーロジャパンという合弁会社を設立し、日本市場に再進出しました。吉祥寺店を皮切りに、渋谷、甲府昭和、ハウステンボスなどに出店しました。
しかし、2014年12月19日、株式会社スバーロジャパンとフランチャイジーのコンサルタント業務を担当していたMusubu Dining株式会社、フランチャイジーのMana Foodsの3社は、東京地方裁判所より破産手続き開始の決定を受けました。これにより、スバーロは再び日本市場から撤退することになりました。

日本での営業店舗（過去）

以下に、過去に日本で営業していたスバーロの店舗をいくつかご紹介します。

イオンモール下妻店（茨城県下妻市）
渋谷店（東京都渋谷区） - 第2次日本再進出時第2号店 （2010年3月21日 - 閉店日不明）
イオンモール甲府昭和店（山梨県中巨摩郡）
ハウステンボス ワールドバザール店（長崎県佐世保市）
ハウステンボス フリーゾーン店（長崎県佐世保市）
美浜アメリカンビレッジ店（沖縄県中頭郡）
吉祥寺店（東京都武蔵野市） - 第2次日本再進出時第1号店 （2010年2月28日 - 10月31日）
イオン与野店（埼玉県さいたま市）
イオンモール日の出店（東京都西多摩郡）
イオンモール浜松志都呂店（静岡県浜松市）

外部リンク

イタリアン クイックサービスレストラン スバーロ - 日本公式サイト
SBARRO - アメリカ公式サイト

スバーロは、その歴史の中で幾多の困難に直面しながらも、世界中で愛されるブランドとして成長を続けています。日本市場での再チャレンジが待たれるところです。

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