スパイク・カーライル

スパイク・カーライルについて

スパイク・カーライル（Spike Carlyle）は、1993年5月6日にアメリカのカリフォルニア州サンディエゴで生まれた総合格闘家です。彼はキングスMMAに所属し、多彩なバックグラウンドを持つ選手として知られています。

格闘技の旅立ち

カーライルは4歳から2年間空手を学び、12歳からは4年間レスリングに取り組みました。彼の格闘技に対する情熱は、15歳の頃に日本の格闘技団体『DREAM』や『戦極』を観て芽生えました。この時、彼は日本の格闘技界の選手たちに魅了され、将来的には自分自身も総合格闘家になりたいと強く思うようになりました。その後、彼はムエタイやブラジリアン柔術などを学び、18歳の時にプロとしての道を歩む決意を固めました。

UFCでの挑戦

スパイクは、2020年2月29日にUFCに初参戦し、UFC Fight Night: Benavidez vs. Figueiredoでアーロン・クルーズと対戦しました。この試合では、パウンドでの攻撃で1ラウンドTKO勝ちを収めました。しかし、その後の試合ではビリー・クアランティーロ、ビル・アルジオと対戦し、連続して判定負けを喫しました。その後もLFAやCage Warriors130にてKOや一本勝ちを収め、復活を遂げました。

BellatorとRIZINでのキャリア

カーライルは2021年12月3日にBellatorに参戦し、Bellator 272でダン・モレットと対戦しました。この試合で彼は終始劣勢に立たされながらも、3ラウンドにリアネイキッドチョークで逆転の勝利を収めました。彼の夢は日本で戦い、RIZINのチャンピオンになることでしたが、コロナ禍での入国規制により契約が難航しました。しかし、2022年に規制が緩和され、彼は念願のRIZINに契約しました。

2022年4月17日にはRIZIN.35で武田光司と対戦し、厳しい局面からフロントチョークで逆転勝利を果たしました。同年10月1日にはBellator 286で元Bellator世界フェザー級王者AJ・マッキーに敗れ、続いて2023年5月6日にはRIZIN.42で現RIZINライト級王者ホベルト・サトシ・ソウザに敗れました。さらに2023年9月にはRIZIN.44で堀江圭功と対戦し、次々と判定負けを喫する厳しい時期が続きました。

しかし、2024年6月9日にはRIZIN.47で元HEATライト級王者キム・ギョンピョとの試合で、1ラウンドの脱臼から立ち直り、最終的に逆転勝利を収めることに成功しました。この勝利は約2年ぶりのものであり、彼の自信回復に繋がったと言えるでしょう。

日本への愛と情熱

スパイクは日本のアニメや漫画が大好きで、試合時にはそのコスプレをして入場することもあります。彼は「PRIDEが世界一の団体だ」と信じ続け、RIZINでの活躍を通じてその夢を追い求めています。

2024年には公式Xアカウントを開設し、さらに日本で観光をしながらRIZIN愛を語る姿が見られました。カーライルは日本での試合を心から楽しみにし、その情熱を持ち続けています。彼の戦績やキャリアは、情熱と努力の賜物であり、今後の活躍に多くのファンが期待しています。

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