RIZIN.35

RIZIN.35 大会レポート：高阪剛選手の引退と激闘のタイトルマッチ

2022年4月17日、東京都調布市武蔵野の森総合スポーツプラザにて、湘南美容クリニックがプレゼンツを務めた格闘技イベントRIZIN.35が開催されました。

本大会は、前日に同会場で開催されたRIZIN TRIGGER 3rdの第3試合終了後に前日計量が実施されるなど、熱気に包まれたイベントとなりました。

大会を彩った10試合のうち、最も注目を集めたのは、なんといっても第7試合で行われた高阪剛選手の引退試合です。長年に渡り日本の格闘技界を牽引してきた高阪選手にとって、RIZIN.35での一戦は、その格闘家人生の最後を飾るにふさわしい、記憶に残る試合となりました。試合後には、多くのファンや関係者から惜しみない拍手と祝福が贈られ、感動的な引退セレモニーが執り行われました。

さらに、大会を盛り上げたのは3試合ものタイトルマッチです。

まず、第8試合のRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチでは、王者・浜崎朱加選手と挑戦者・伊澤星花選手の対戦が実現しました。激しい攻防の末、伊澤選手が判定勝利を収め、新王者に輝きました。第4代王者となった伊澤選手の今後の活躍に期待が高まります。

続く第9試合は、RIZINフェザー級タイトルマッチ。王者・牛久絢太郎選手と、初代フェザー級王者である斎藤裕選手という、実力伯仲の両雄による再戦となりました。この試合も接戦となり、最後は牛久選手が判定勝ちで王座防衛に成功しました。

そして、メインイベントを飾った第10試合は、RIZINライト級タイトルマッチ。王者・ホベルト・サトシ・ソウザ選手と挑戦者・ジョニー・ケース選手による、白熱の攻防が繰り広げられました。ソウザ選手は、1ラウンド3分32秒に腕ひしぎ三角固めで勝利し、見事2度目の王座防衛を果たしました。RIZIN王者として最多防衛記録を更新したソウザ選手の強さを改めて証明する結果となりました。

その他の試合も、芦田崇宏選手、中島太一選手、元谷友貴選手、シビサイ頌真選手、武田光司選手、浅倉カンナ選手など、日本の格闘技界を代表する選手たちが、その実力と魅力を存分に見せつけました。それぞれの試合は、観客を魅了する展開となり、会場全体が一体となり、熱狂に包まれました。

RIZIN.35は、高阪剛選手の引退試合、そして複数のタイトルマッチという、格闘技ファンにとって忘れられない一日となりました。日本のMMAシーンを代表するイベントとして、今後の発展にも期待がかかります。

以下、各試合の結果です。

第1試合: 芦田崇宏 × vs. カイル・アグォン ○ (判定0-3)
第2試合: ヴガール・ケラモフ ○ vs. 中島太一 × (1R 2:00 三角絞め)
第3試合: 元谷友貴 ○ vs. アラン“ヒロ”ヤマニハ × (判定3-0)
第4試合: シビサイ頌真 ○ vs. リハーズ・ビギス × (1R 1:36 TKO（グラウンドパンチ）)
第5試合: 武田光司 × vs. スパイク・カーライル ○ (2R 1:35 フロントチョーク)
第6試合: 浅倉カンナ ○ vs. SARAMI × (判定3-0)
第7試合: 高阪剛 ○ vs. 上田幹雄 × (1R 2:05 TKO（グラウンドパンチ）)
第8試合: 浜崎朱加 × vs. 伊澤星花 ○ (判定0-3) ※伊澤星花選手が新王者に
第9試合: 牛久絢太郎 ○ vs. 斎藤裕 × (判定3-0) ※牛久絢太郎選手が王座防衛
第10試合: ホベルト・サトシ・ソウザ ○ vs. ジョニー・ケース × (1R 3:32 腕ひしぎ三角固め) ※ホベルト・サトシ・ソウザ選手が王座防衛

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