スポーツ平和サミット

スポーツ平和サミット（World Sports Values Summit for Peace）は、国際スポーツ振興協会と世界開発協力機構が主催する国際会議です。このサミットは、スポーツが持つ価値を深く探求し、スポーツが平和や人権尊重といった社会貢献にどのように寄与できるかを議論し、その情報を広く発信することを目的として、2012年から2015年にかけて開催されました。

第1回：ロンドン（2012年）

2012年6月29日から7月1日にかけて、第1回サミットがロンドンで開催されました。テーマは「オリンピックの価値：ロンドンとその先へ」でした。シンポジウムでは、以下の3つのテーマに焦点が当てられ、活発な議論が交わされました。

21世紀におけるオリンピックの価値の意義
オリンピックの価値をスポーツ分野だけでなく、より広範な分野で効果的に実現する方法
オリンピックの価値を人権や平和といったより大きな目標に活用し、相乗効果を生み出す方法

また、「オリンピックの価値をいかにスポーツ、文化、教育、その他の公共活動に具現化できるか」というテーマで世界エッセイコンテストが実施され、61ヶ国から265名の学生が参加しました。

第2回：東京（2013年）

2013年7月18日から19日にかけて、第2回サミットが東京のホテルニューオータニで開催されました。この大会では、スポーツが人間の調和のとれた発達に貢献し、平和な社会の確立と促進に役立つという点が強調されました。

第3回：ニューヨーク（2014年）

2014年5月22日から23日にかけて、第3回サミットがニューヨークの国際連合本部ビルで開催されました。ここでは、各国の代表者が集まり、スポーツを通じて現代社会が抱える課題を克服するための建設的な戦略について議論しました。また、第2回大会の主催団体であった国際スポーツ振興協会と、第3回大会の主催団体である国連『文明の同盟』との提携が発表されました。

第4回：ケープタウン（2015年）

2015年11月2日から3日にかけて、第4回サミットが南アフリカのケープタウンで開催されました。この大会には、イアン・ソープ、アダム・ファイン、コリン・モイニハン、半田晴久、ルーカス・ラデベ、ゲイリー・カーステンといった著名人が参加し、初日だけで1万5000人が集まりました。

スポーツ平和サミットは、スポーツの力を通じて社会の発展と平和に貢献することを目指し、国際的な協力と議論を促進する重要な役割を果たしました。



外部リンク

ISPS
UNAOC
UN WEB TV（公式動画）

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