スラムダンク 全国制覇だ! 桜木花道

『スラムダンク 全国制覇だ! 桜木花道』

この映画は、1994年7月に公開されたアニメーション映画で、井上井雄彦の人気漫画『SLAM DUNK|SLAM_DUNK』を原作とした劇場版の第2弾です。制作には集英社やテレビ朝日、電通、東映動画が関わり、上映時間は約45分です。この作品は、1994年の夏に開催された東映アニメフェアの一環として上映されました。

あらすじ

本作では、湘北高校がインターハイ予選でベスト16へと進出するストーリーが描かれます。次の対戦相手は、古豪・津久武です。このチームには、赤木と木暮の中学時代のバスケットボール仲間である伍代友和や安西監督の大学時代の教え子・川崎一美が所属しています。心の中には焦りと苛立ちが渦巻く桜木花道は、津久武のルーキーである南郷洸一郎と彼女である晴子を巡って争いの火花を散らします。試合を通じて、友情や恋愛に葛藤しながら成長していく高校生の姿が描かれています。

登場キャラクター

伍代友和

伍代は津久武高校の主将であり、3年生の180cm、78kgのSG（シューティングガード）です。彼は北村中学校時代に赤木と木暮とともにプレーしていました。入学当初はあまり評価されていなかったものの、川崎監督の指導でスリーポイントシュートの技術を身につけ、試合中にはファウルを犯してしまう一幕もあります。

南郷洸一郎

南郷は津久武の1年生で192cm、83kgのC（センター）です。彼は女好きでお調子者のキャラクターで、晴子に恋をし、桜木と一悶着を引き起こします。彼と桜木の間には試合の結果が晴子との関係に影響を与えるという賭けもあります。

その他のキャラクター

津久武高校にはほかにも個性的なメンバーが揃っています。夏目博志は小柄ながら機敏なPG、峰健太はホワイトゴーグルをかけたF、和泉隆は副主将としてチームを支えます。また、監督の川崎一美は彼らを指導し、チームの成長を見守っています。

スタッフ

映画の制作には、多くの有名なスタッフが関与しています。原作の井上井雄彦をはじめ、脚本の菅良幸、音楽を担当したBMF（Being MUSIC FACTORY INC.）などが参加しています。監督は有迫俊彦が務めるなど、非常に多彩なメンバーが集まっています。

音楽と主題歌

オープニングテーマはBAADの「君が好きだと叫びたい」、エンディングテーマはWANDSの「世界が終るまでは…」が採用されており、作品の雰囲気を盛り上げています。

同時上映

この映画は人気の高いアニメ作品と同時上映され、観客にとって特別な体験となったことでしょう。『ドラゴンボールZ 超戦士撃破!!勝つのはオレだ』や『Dr.スランプ アラレちゃん んちゃ!!わくわくハートの夏休み』など、他のアニメ作品とともに楽しむことができました。

本作は、湘北高校バスケットボール部の熱い戦いと青年たちの成長、友情を描いた心温まる作品で、今でも多くのファンに愛されています。

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