スリッパ温泉卓球大会

スリッパ温泉卓球大会とは

スリッパ温泉卓球大会は、佐賀県嬉野温泉で毎月最終日曜日に行われる特異な卓球イベントです。この大会は、温泉地ならではの魅力を生かし、宿泊客と旅館スタッフがスリッパを履いて卓球対決を繰り広げます。

概要

この大会は、嬉野温泉の旅館大村屋の代表・北川健太さんの呼びかけによって始まりました。嬉野温泉の旅館やホテルの有志たちが集まり、「チームUreshino」を結成。観光客を誘致するために、温泉を活用した卓球大会が企画されました。名付けて「スリッパ温泉卓球大会」。

最初の大会の模様は、テレビ東京の番組『日経スペシャル ガイアの夜明け』でも放送され、多くの人々に知られることとなります。大会には、魅力的なマスコットキャラクター「ぬくいずみ部長」も登場。彼の名前には“温泉”という意味の訓読みが含まれており、参加者たちの人気を集めています。

大会が3年目を迎えた際には、湯田温泉、雲仙温泉、黒川温泉といった他の温泉地との連携が実現し、「ご当地温泉卓球振興協議会」が設立されます。これを記念して、2013年6月には嬉野温泉にて「第一回ご当地温泉卓球大会」が盛況に開催されました。

スリッパ温泉卓球のルール

スリッパ温泉卓球は独自のルールに基づいて行われ、旅館・ホテルのスタッフと宿泊客が対戦します。宿泊者は施設の浴衣を着用し、5点マッチ制で勝負が進められます。サーブは全て宿泊客が行い、客が勝ち抜くことができれば、旅館やホテルが用意した賞品を抽選で受け取ることができます。また、参加者全員には嬉野温泉をテーマにしたお茶石鹸がプレゼントされるのが特徴です。

公式審判委員長には、肥前夢街道の葉隠忍者の頭目である剣源蔵が務め、試合の公正を保っています。年に一度の周年記念大会では、宿泊客同士でトーナメントが行われ、さらなる盛り上がりを見せます。

ご当地温泉卓球ルール

ご当地温泉卓球大会では、宿泊客が対戦します。こちらは6点マッチ制で、ラケットを各地のものに2点ごとに交換するルールが設けられています。また、上位入賞者にはそれぞれの温泉地が用意した特別な賞品が提供されるため、参加者のモチベーションも高まります。

メディア出演

このスリッパ温泉卓球大会は、地域の魅力を発信するために様々なメディアに取り上げられました。佐賀テレビの『かちかちワイド』、福岡放送の『めんたいワイド』、RKB毎日放送の『今日感テレビ』、九州朝日放送の『アサデス。』など、多くのテレビ番組でその様子が紹介されています。

まとめ

嬉野温泉でのスリッパ温泉卓球大会は、観光客と温泉施設をつなぐ新しい試みとして人気を集めています。競技の楽しさと温泉の癒しに触れながら、毎月の開催を通じて地域の活性化にも寄与しているこのイベントは、見る人も参加する人も楽しめる魅力的な大会です。興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。

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