スーパーニュースイマジン

スーパーニュースイマジン

『スーパーニュースイマジン』は、2006年4月3日から2007年3月30日までの約1年間、鹿児島テレビにて生放送された夕方のローカルワイド番組です。この番組は、鹿児島県初の2時間枠を持つローカルニュース番組としてスタートし、前番組『KTSスーパーニュース』からリニューアルされました。キャッチコピーには「もっと声を出そう」が用いられ、多様な情報提供を行っていました。

番組の概要

放送は平日の月曜日から金曜日の16:54から19:00までの時間帯で行われており、16:55からはフジテレビの『FNNスーパーニュース』をネットしていました。また、週末には『FNN KTSスーパーニュースWEEKEND』が放送されるなど、フジテレビと連携した内容が特徴的でした。番組は、初期にはステレオ放送としてスタートし、12月25日まで継続されましたが、フジからのネット中はモノラル放送に切り替えられました。

出演者

リポーターや評論家として多くの著名なキャスターが出演しました。メインキャスターには山本慎一、坪内一樹、坂口果津奈、そして古木圭介が担当しました。特に古木は、初めは主なキャスターとして活躍しましたが、後にコメンテーターに転じたことで注目を集めました。また、気象予報士の新井雅則も出演し、彼は以前に別の番組での経験を経てこの番組に参加しました。初回放送には特別ゲストとして稲盛和夫や宮崎緑も登場し、話題となりました。

注目のコーナー

番組内では「180万人のイマジン」「イエローカード」「イマジンランキング」「イマスポ!」といった多彩なコーナーが展開され、視聴者の興味を引きました。特に「イマジンランキング」では、県民が関心を持つさまざまなトピックが取り上げられ、盛り上がりを見せていました。さらに、変わったコーナーとして「旨いの秘密」や「いまじん君の旅」があり、これらは地域の特産品や観光地を紹介するものでした。

技術と演出

番組は地元のFM局であるエフエム鹿児島と連携して告知を行い、視聴者へのアプローチを図りました。初回のエンディングテーマは、ジョン・レノンの「Imagine」が使用され、番組名にふさわしい印象を与えました。さらに、04月17日からはニュース項目などが動く形式に進化し、視覚的に楽しめる要素が強化されました。特に、鹿児島での地上デジタル放送の開始に伴い、映像がハイビジョンで制作されるようになったことで、視覚的なクオリティも向上しました。

番組の変遷と終了

『スーパーニュースイマジン』は、2007年3月をもって終了しましたが、その後の18時台には再び『KTSスーパーニュース FNN』が放送されることになりました。このリニューアルの際には「リニューアル」と称され、番組表にも「終」マークが付けられませんでした。

放送事故

しかし、放送にはいくつかの事故も発生しました。初回の放送ではオープニングで誤って「イマジンランキング」のタイトルが映るというミスがあり、その後も音声の途切れやタイトルの誤表示が何度か起こりました。これに対して、キャスターが視聴者に謝罪する場面もあり、番組が生放送の難しさを抱えていたことを伺わせました。

このように『スーパーニュースイマジン』は、地域に密着した情報を視聴者に提供し、鹿児島の夕方の顔として愛された番組でした。

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