スーパーファミコン互換機

スーパーファミコン互換機とは

スーパーファミコン互換機とは、任天堂が製造・販売したスーパーファミコン（海外版はSNES）と類似の機能を持つゲーム機の総称です。これらの互換機は、スーパーファミコンやSNESのゲームソフトを起動できることを主な特徴としています。市場には、任天堂のライセンスを受けた製品と、そうでない製品が存在しており、後者の方が圧倒的に多い状況です。2011年頃に特許権が消滅したことにより、ライセンスなしでも合法的に日本国内での販売が可能となりました。

特徴

非ライセンスの互換機には、以下のような特徴が見られます。

複数のゲーム機対応: ファミコン（NES）のソフトも遊べるよう、2つのカートリッジスロットを搭載したモデルや、アダプターを用いてメガドライブ、ゲームボーイアドバンスなど他のゲーム機のソフトも使用可能なものがあります。
携帯ゲーム機タイプ: 液晶画面を備えた携帯ゲーム機仕様のモデルも存在し、場所を選ばずにゲームを楽しめます。
リージョンプロテクトの排除: オリジナルのスーパーファミコンやSNESにあったリージョンプロテクトがないため、海外版のSNESソフトも改造なしで遊べる機種が多いです。
最新の出力端子: 現代のハイビジョンテレビ（HDTV）に対応するため、HDMI出力端子を搭載しているモデルや、アップコンバート機能を備えたものもあります。HDMI非対応機種でも、RCAコンポジット端子を備えているため、市販のAVケーブルが使用可能です。

互換性の問題点

非ライセンスの互換機には、以下のような互換性に関する問題点も存在します。

ソフトの動作不良: 一部のソフト（特に後期のものや特殊チップを搭載したもの）が正常に動作しないことがあります。
周辺機器の制限: サテラビューなどの拡張機器は使用できません。また、コントローラのコネクタが独自仕様の場合、純正品や一部のサードパーティ製コントローラが使用できないことがあります。
カセット挿入口の形状: カセット挿入口がオリジナルより深い場合があり、一部の周辺機器（スーファミターボや改造ツールなど）が使用できない場合があります。

互換機一覧

ライセンス製品

SF1: シャープが1990年に発売したスーパーファミコン内蔵テレビ。
Super COMBOY: ハイニックス半導体が前身の現代電子産業が1992年に韓国で発売したゲーム機。
PlayStation: ソニーが開発を中止した、カートリッジとCD-ROMに対応したゲーム機。

ノンライセンス製品

据え置き型ゲーム機

[スーパーファミコン]単独の互換機
Super Nt
エスエフシーコンパクト

ファミコン（NES）との複合互換機
64トライスター（NINTENDO64に挿入して使用する）
FC DUAL
FC Twin
FC X2
2in1マルチゲーム
スーパーニコファミ
ウルトラファミリーコンボ

ファミコン(NES)、[メガドライブ]との複合互換機
RetroN 3
FC3 plus

マルチプラットフォーム対応の複合互換機
レトロフリーク
POLYMEGA

携帯型ゲーム機

付属のケーブルをテレビに接続することで、据え置き型ゲーム機としても使用できます。

FC16 go
SupaBoy
pokeFAMI DX
Retro Duo Portable

関連項目

ファミコン互換機

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