スーパーJチャンネルにいがた

『スーパーJチャンネルにいがた』は、新潟県を放送対象地域とするテレビ朝日系列の放送局、新潟テレビ21（UX）で放送されていた夕方のローカルニュース番組です。2002年 4月1日に放送を開始し、2011年4月1日をもって平日の放送を終了するまで、約9年間にわたり新潟県内のニュースと情報を提供しました。

放送開始と位置づけ

本番組は、それまで同じ時間帯に放送されていた自社制作の夕方ワイド番組『小野沢裕子のいきいきワイド』の後継番組としてスタートしました。テレビ朝日が放送する全国ニュース『スーパーJチャンネル』をネット受けし、それに引き続いて新潟県内のニュースや特集などを伝える、一般的なANN系列局の夕方ローカルニュース番組の構成を踏襲していました。

放送開始当初は、16時53分からテレビ朝日制作の『スーパーJチャンネル』をネットし、18時17分以降が新潟テレビ21の自社制作によるローカル枠となっていました。また、過去には17時35分頃から独自のコーナーを設けていた時期もありましたが、放送終了が近づいた時期には17時35分以降も東京からのネット放送を継続し、ローカルパートは主に18時台に集中する形に変化しました。

土曜日版の放送

特筆すべき点として、『スーパーJチャンネルにいがた』は、2005年4月から2006年3月までの1年間限定で、土曜日にも放送されていた時期があります。これはANN系列局の夕方ニュース番組としては珍しく、土曜日にも自社制作の夕方ワイド番組形式で放送を行っていた唯一の例でした。土曜日版では、平日とは異なる独自のタイムテーブルが組まれ、県内ニュースに加え、『Jクリック』、『ホットほっとにいがた』、家電情報コーナー、週末情報、『らんらんランキング』といった多様なコーナーが放送されていました。この土曜日版の編成は、当時の新潟テレビ21の意欲的な取り組みであったと言えます。

放送時間の構成（例：2010年度平日）

放送終了間際の2010年度における平日のタイムテーブルは、概ね以下の様な構成でした。

16:53 - 『スーパーJチャンネル』（テレビ朝日制作、東京から同時ネット）
17:54 - 『ANNスーパーJチャンネル』（テレビ朝日制作、全国ニュース、東京から同時ネット）
18:17 - 新潟県内ニュース
18:35 - 特集（テレビ朝日の『スーパーJチャンネル』特集を時差ネットする場合もあった）
18:50 - 天気予報
18:52 - ニュース・エンディング
* 18:53 - 日替わりのミニ番組（映画情報、耳寄りハンター、メッセージフラッシュ、にいがた恋詩、auインフォメーションなど）

この構成は、全国ネットのパートとローカルパートが明確に分かれている typical なものでしたが、18時53分からのミニ番組枠は、その後の番組へスムーズに接続するための役割も担っていました。

主な出演者

番組の顔として、歴代の新潟テレビ21のアナウンサーがキャスターを務めました。主な担当者としては、放送終了時のメインキャスターであった内山知子アナウンサーや、三河かおりアナウンサー、冨高由喜アナウンサーなどが平日のキャスターを担当していました。また、土曜日版が放送されていた時期には、宮里亜衣アナウンサーが金曜日の17時台および土曜日を担当していました。

番組の終了とその後

『スーパーJチャンネルにいがた』は、2011年4月1日をもって平日の放送を終了しました。翌週の4月4日からは、本番組が担っていた平日夕方のローカルニュース機能が、同日から放送を開始した新たな夕方ワイド番組『全力LIVE』内に設けられたニュースコーナーへと引き継がれました。『全力LIVE』は、それまでの夕方ニュース番組と平日昼の情報番組『レクスタ発昼どきキンコンカン』を統合した番組であり、ニュース報道の枠組みが再編されました。

その他

番組には、2005年3月まで「さくら」というシェットランド・シープドッグの番組マスコット犬が存在していました。動物が番組の顔として登場することは珍しく、視聴者に親しまれていました。

『スーパーJチャンネルにいがた』は、約9年間の放送期間を通じて、新潟県民にとって夕方のニュース・情報源として重要な役割を果たしました。特に土曜日版の放送は、系列局の中でもユニークな編成として記憶されています。

関連する番組としては、テレビ朝日系列の『スーパーJチャンネル』や、本番組終了後にニュース枠を引き継いだ新潟テレビ21の『全力LIVE』などがあります。

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