スールー州

スールー州について

スールー州は、フィリピン南西部に位置するスールー諸島を構成する3つの州のうちの一つです。州都はホロ島に所在するホロに置かれており、州内には市は存在しません。面積は約1,600.4平方キロメートル、2020年の国勢調査によると人口は1,000,108人です。

歴史

スールー州は、かつてバシラン島の南からカリマンタン島にかけて広大な領域を擁していましたが、南部のタウィタウィ諸島がタウィタウィ州として分離しました。1990年以降、イスラム教徒ミンダナオ自治地域に属していましたが、2019年に同自治地域がバンサモロ自治地域（BARMM）に改編された際、スールー州はバンサモロ基本法を批准しませんでした。しかし、未批准であるにも関わらず、事実上バンサモロ自治地域の一部として扱われてきました。

2024年9月9日、最高裁判所はスールー州がバンサモロ自治地域の一部ではないとの判断を示しましたが、最終判決が出るまではバンサモロ自治地域に留まることになっています。

地理

スールー州は、北にスールー海、南にセレベス海という二つの海に挟まれた場所に位置しています。

衛生

スールー州は、パラワン州やタウィタウィ州などとともに、熱帯性マラリアの発生地域として知られており、感染が大きな課題となっています。

関連項目

* モロ

出典

(実際の出典はここに記載)

もう一度検索