セガ×チュンソフトプロジェクト

セガ×チュンソフトプロジェクトは、2006年から2008年にかけて、ゲームメーカーであるセガとチュンソフトが共同でゲームソフトを開発・販売したプロジェクトです。

プロジェクトの概要

セガが開発資金の援助と販売を担当し、チュンソフトがゲームソフトの開発を行うという協力体制でした。両社は以前にも、セガサターン用ソフト『サウンドノベル 街 -machi-』の制作で協業しており、ドリームキャスト用ソフト『不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!』（開発はネバーランドカンパニー）をセガが発売するなど、実績がありました。これらの作品はいずれも高い評価を得ており、本プロジェクトは、両社が持つノウハウを結集し、クオリティの高いゲームを創出することを目的としていました。

プロジェクトの第一弾は、PlayStation Portable（PSP）用ソフトとして発売された『街 〜運命の交差点〜 特別篇』でした。これは、セガとチュンソフトが過去に協業した『サウンドノベル 街 -machi-』に新たなシナリオを追加し、移植したものです。チュンソフト社長の中村光一氏は、この作品を再び世に送り出すことについて、両社のタッグを記念する意味があると語っています。

2008年にWiiで発売されたゲームソフト『428 〜封鎖された渋谷で〜』をもって、契約期間満了となり、セガ×チュンソフトプロジェクトは終了しました。

プロジェクト作品一覧

街 〜運命の交差点〜 特別篇（PlayStation Portable）
かまいたちの夜2 特別篇（PlayStation Portable）
かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相（PlayStation 2）
不思議のダンジョン 風来のシレンDS（ニンテンドーDS）
忌火起草 / 忌火起草 解明編（PlayStation 3 / Wii）
不思議のダンジョン 風来のシレン3 からくり屋敷の眠り姫（Wii）
不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 砂漠の魔城（ニンテンドーDS）
428 〜封鎖された渋谷で〜（Wii）

セガ×チュンソフトプロジェクトは、両社の強みを活かし、様々なジャンルのゲームを世に送り出しました。特に、サウンドノベルやアドベンチャーゲームの分野では、高い評価を得ている作品が多く、ゲームファンに長く愛されています。

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