セグーラ・デ・レオン

セグーラ・デ・レオン

セグーラ・デ・レオン（Segura de León）は、スペイン南西部に広がるエストレマドゥーラ州、そのバダホス県に属する基礎自治体（ムニシピオ）です。

歴史

この地の歴史は、1274年にサンティアゴ騎士団の団長であったパイオ・ペレス・コレイアが、1248年に寄贈された土地の一部を切り離し、町に特別な権利を与えたことから始まりました。しかし、セグーラ・デ・レオンの地には、これ以前の時代から様々な人々が暮らし、多様な文化が築かれてきた痕跡が数多く残されています。

例えば、紀元前4世紀から1世紀にかけての集落跡と考えられているローマ以前のマルテーラ山の遺跡や、紀元1世紀から5世紀のローマ帝国時代のものと推定されるセホ遺跡などがあります。西ゴート時代に関しては、現在教区教会が建つ場所にあったラ・アヌンシアション礼拝堂のものであるとされる、7世紀から8世紀に造られた祭壇の盾持ちなどが当時の存在を示す証拠となっています。イスラム支配期には、現在のセグーラ城の場所に城砦が築かれたほか、アルディーラ川の左岸にあるヒゴンサ山にも集落が存在していました。

セグーラがキリスト教徒の手に奪還されたのはサンティアゴ騎士団によるものであり、そのため13世紀から19世紀にかけて、この地域と騎士団の関係は非常に緊密なものでした。1594年の記録によれば、セグーラ・デ・レオンとカサス・デル・モンテはサンティアゴ騎士団のレオン県の一部を構成し、当時555人の住民が暮らしていました。

レコンキスタが完了した後、この地から多くの人々が海を渡り、新大陸の探検や定住に向かいました。彼らが遠い地で得た財産は、故郷の教会や礼拝堂の修復や整備に充てられ、町の景観に貢献したと言われています。

自由主義革命の波が押し寄せると、セグーラにおけるサンティアゴ騎士団の歴史的な影響力は次第に薄れていきました。19世紀末に町の紋章が制定された際にも、かつての支配者であった騎士団の象徴である十字形は盾の部分には描かれませんでした。旧体制の崩壊という大きな変革を経て、セグーラ・デ・レオンはエストレマドゥーラ地方に属する自治体として現在の体制が確立されました。1834年以来、司法行政上はフレヘナル・デ・シエーラ司法管轄区に位置づけられています。過去の人口としては、1842年の国勢調査で740世帯、2700人の住民が記録されています。

政治

自治体の首長は、エストレマドゥーラ社会労働党所属のロレンソ・モリーナ・メディーナ氏が務めています。2011年5月22日に実施された自治体選挙の結果によると、自治体評議会における議席の構成は、エストレマドゥーラ社会労働党が8議席、エストレマドゥーラ国民党が3議席となっています。

司法行政

セグーラ・デ・レオンは、司法行政区画としてはフレヘナル・デ・シエーラ司法管轄区に属しています。

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