セックス・オン・ザ・ビーチ

セックス・オン・ザ・ビーチ



セックス・オン・ザ・ビーチ(Sex on the beach)は、ウォッカをベースにした、世界的に有名なカクテルの一種です。

発祥の謎:いくつかの説



その誕生にはいくつかの説が存在し、正確な起源は特定されていません。代表的な説をいくつかご紹介します。

映画『カクテル』との関連: トム・クルーズ主演の映画『カクテル』に登場したことで、広く知られるようになったという説です。ただし、映画の原作小説にはこのカクテルは登場しません。
1987年フロリダ説: 「1987年にフロリダ州で誕生した」とする説も有力です。この説には、さらに2つの異なる見解があります。
デ・カイパーサントリー: オランダのデ・カイパー社がピーチ・シュナップスを、サントリーがメロンリキュール「ミドリ」をそれぞれ新発売した1987年、両社が販売促進のために共同で考案したという説です。
デ・カイパー社主催コンテスト説: デ・カイパー社がピーチシュナップスの新発売を記念して、フロリダの海岸でオリジナルカクテルコンテストを開催。テッド・ピジオというバーテンダーが優勝しましたが、カクテルの名前が決まっていませんでした。彼は、フロリダの海岸に学生たちが集まる理由を考え、「セックス・オン・ザ・ビーチ」と即興で命名したと言われています。そして、そのカクテルは瞬く間に全米へと広まりました。
イビサ島: フロリダではなく、ヨーロッパのリゾート地であるイビサ島が発祥であるという説も存在します。

このように、発祥については様々な説があり、ロマンを掻き立てられます。

レシピの多様性



セックス・オン・ザ・ビーチは、レシピが非常に多様であることも特徴です。ここでは、代表的なレシピをいくつかご紹介します。

IBA(国際バーテンダー協会)のレシピ



ウォッカ:40ml
ピーチ・シュナップス:20ml
オレンジジュース:40ml
クランベリージュース:40ml

作り方:ハイボールグラスに材料を入れ、氷で満たし、オレンジスライスを飾ります。

その他のレシピ例



その1
ウォッカ:15ml
メロン・リキュール:20ml
クレーム・ド・フランボワーズ:10ml
パイナップルジュース:80ml
その2
ウォッカ:35ml
ボルス ピーチ:25ml
グレナデンシロップ:10ml
オレンジジュース:80ml
その3
ウォッカ:15ml
ピーチリキュール:20ml
フランボワーズリキュール:10ml
パイナップルジュース:60ml
クランベリージュース:30ml

作り方も様々で、ステアで作ることも、シェイクで作ることもあります。

ギャラリー



レシピと同様に、飾りつけ(ガーニッシュ)も多種多様です。写真はその一例です。

関連項目



恋のセックス・オン・ザ・ビーチ(Sex on the beach): スパンカーズの楽曲。セックス・オン・ザ・ビーチを始め、カイピリーニャ、キューバリブレ、ピニャコラーダといったカクテル名を連呼する歌詞が特徴的です。


もう一度検索

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。