セレマ (冠婚葬祭)

株式会社セレマ（Cerema Co., Ltd.）は、京都府京都市中京区に本社を構え、冠婚葬祭互助会の運営を主軸とする企業です。1959年に「有限会社京都市冠婚葬祭互助センター」として創業以来、地域社会の人生における重要な節目を支え続けています。

事業概要

セレマは、京都府を中心に、滋賀県、大阪府、岡山県、広島県にわたる広範なエリアで事業を展開しています。2019年2月現在、13の結婚式場と94の葬儀場を運営しており、これらの施設を通じて、地域の人々の冠婚葬祭をサポートしています。また、婚礼衣裳レンタルショップやキッズフォトスタジオなどの関連事業も展開し、顧客の多様なニーズに応えています。

社名である「セレマ」は、「Ceremony（儀式）」、「Remember（記憶）」、「Marriage（結婚）」という3つの単語の頭文字を組み合わせた造語です。この社名には、『儀式を通じて人々とコミュニケーションを図る』という企業理念が込められており、セレマの事業活動の根幹をなしています。

沿革

- 1959年: 齋藤近次郎によって「有限会社京都市冠婚葬祭互助センター」が設立。京都市上京区に本社を設置。
- 1961年: 「葬祭部」を開設し、葬儀に関する事業を開始。
- 1962年: 「観光部」を開設。
- 1963年: 「調理部」を開設。本社を京都市中京区に移転。京都市上京区に結婚式場「玉姫殿」を開設。
- 1965年: 「家具部」を開設し、「家具配送センター」を設置。
- 1967年: 社名と法人格を「株式会社京都互助センター」に変更。
- 1968年: 本社所在地に総合結婚式場1号店「京都玉姫殿」を開設。
- 1969年: 滋賀県大津市に総合結婚式場2号店「大津玉姫殿」を開設。
- 1970年: 本社社屋と「京都玉姫殿」を8階建てに改築。
- 1972年: 全日本冠婚葬祭互助協同組合（全冠協）の創立に参画し、初代社長が顧問に就任。翌年には代表理事に就任。
- 1973年: 社団法人全日本冠婚葬祭互助協会（全互協）設立に参加。初代社長が副会長に就任。通産省（現：経産省）より前払式特定取引業として業界第1号の許可を取得。
- 1979年: 社名と法人格を「株式会社互助センター」に変更。
- 1981年: 運輸大臣登録一般旅行業第601号を取得。
- 1983年: 舞鶴市に葬儀ホール1号店「玉泉院舞鶴シティホール」を開設。以降、葬儀ホールと結婚式場を順次開設。
- 1989年: 社名を現在の「株式会社セレマ」に変更。
- 2014年: 石川県と富山県の事業と施設を分割し、「株式会社ベルセレマ」として発足。

運営施設

セレマは、多様なニーズに応えるため、数多くの結婚式場と葬儀場を展開しています。

結婚式場

京都府内には、「ORIENTAL KYOTO SUZAKU-TEI 朱雀邸」、「リバースイート京都鴨川迎賓館」など、特徴的な結婚式場があります。滋賀県では、「NIHO」や「マリアージュ彦根」、大阪府では「アンシェルデ・マリアージュ」などが運営されています。また、岡山県や広島県にも、それぞれ特色のある結婚式場があります。

葬儀場

京都府内には、「西ノ京シティホール」や「四条大宮ホール」など、数多くの葬儀場があります。滋賀県、福井県、大阪府、岡山県、広島県にも、それぞれの地域に根ざした葬儀場を展開しています。これらの施設は、地域の文化やニーズに合わせた葬儀サービスを提供しています。

イメージキャラクター

セレマは、過去に黛英里佳や熊田聖亜、左とん平などの著名人をイメージキャラクターとして起用していました。現在は、北村総一朗がイメージキャラクターを務め、企業の信頼性と親しみやすさをアピールしています。

外部リンク

株式会社セレマの公式サイトでは、企業情報や最新のサービス情報が掲載されています。
株式会社セレマ公式サイト

セレマは、創業から半世紀以上にわたり、地域社会の冠婚葬祭を支え、人々の人生における大切な瞬間を彩る企業として、その役割を果たし続けています。

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