センチメンタル (ゆずの曲)

センチメンタル：ゆずの6thシングル

1999年8月18日、セーニャ・アンド・カンパニーより発売されたゆずの6枚目のシングル「センチメンタル」。この楽曲は、ゆずにとって初のポスト路上曲シングルとして注目を集めました。当時、シングルに収録された3曲は全てメジャーデビュー後に制作されたものでした。

楽曲解説

1. センチメンタル (4:54)

作詞・作曲は北川悠仁。ブラスアレンジは山本拓夫が担当しました。この曲は、前作「サヨナラバス」がヒットしていた頃、ラジオ番組でゆずが「センチメンタル・バス」と間違えられたことがきっかけで誕生しました。「だったら、センチメンタルという曲を作ろう」という発想から生まれた、いわば“運命のいたずら”から生まれた楽曲と言えるでしょう。

ジャケット写真の撮影は伊豆で行われましたが、その際に北川悠仁が乗った車が「舟みたいなアメ車」だったため、酔ってしまったというエピソードも残っています。

2. 踏切 (4:23)

作詞・作曲は岩沢厚治。路上ライブ活動卒業間近の1998年8月頃に制作されました。曲中には踏切のSEが効果的に使用されています。特徴的なのは、2004年のライブツアー「ゆず体育館ツアー 2004 夢の地図」において、架空バンド・PEACH BOYSのメドレーコーナーで披露されたことです。このライブ音源は限定販売でDVD化されています。

3. 過食な健康食 (2:12)

作詞・作曲は岩沢厚治。アルバム未収録の楽曲です。

収録アルバム

「センチメンタル」は、以下のアルバムに収録されています。

ゆずえん
Home 1997-2000
YUZU 20th Anniversary ALL TIME BEST ALBUM ゆずイロハ 1997-2017

「踏切」と「過食な健康食」はアルバム未収録です。しかし、「センチメンタル」以外の2曲は、ライブアルバムで聴くことができます。

歌時記 〜ふたりのビッグ（エッグ）ショー篇~(Live Version)
[二人参客 2015.8.16〜黄色の日〜]
[ゆずのみ〜拍手喝祭〜 日替わり全曲集+1]
* [YUZU ARENA TOUR 2022 SEES -ALWAYS with you-]

まとめ

「センチメンタル」は、ゆずのキャリアにおいて重要な転換期を象徴するシングルです。路上ライブ時代からメジャーデビュー後へと続く、彼らの音楽的進化を感じることができる作品であり、その制作秘話やライブでのパフォーマンスも魅力の一つとなっています。3曲それぞれに異なる魅力があり、ゆずの幅広い音楽性を示すシングルと言えるでしょう。 また、アルバム未収録ながらもライブで披露され、多くのファンに愛されている「踏切」と「過食な健康食」の存在も、このシングルの価値を高めています。

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