ソウル聖ニコラス大聖堂

ソウル聖ニコラス大聖堂

概要

ソウル聖ニコラス大聖堂は、韓国ソウル特別市麻浦区に位置する正教会の大聖堂で、朝鮮語では「서울 성 니콜라스 대성당」と呼ばれています。この教会は、ミラの大主教である奇蹟者聖ニコラスを称えたものであり、1903年4月17日に設立されました。そのため、聖ニコラスの信仰はとても古く、長い歴史を持っています。しかし、最初の場所は現在の位置にはありませんでした。初代の教会は、大韓帝国皇帝であった高宗から授けられた土地、つまり漢城府貞洞に建てられていました。

ところが、1950年代の朝鮮戦争によって旧聖堂は破壊されてしまいました。この困難な状況を受けて、国連軍として参戦したギリシャ軍の兵士たちが募金を募り、新たな聖堂を建立するために支援を行いました。その結果、1968年に現在のビザンティン様式の聖堂が完成しました。聖堂の内部には美しいイコンの壁画が描かれており、訪れる人々を魅了しています。

また、旧聖堂があった場所には、現在京郷新聞の本社ビルが建っています。これは、歴史の変遷を物語る印象深い光景となっています。

交通アクセス

ソウル聖ニコラス大聖堂へのアクセスは非常に便利です。まず、ソウル交通公社の5号線を利用してエオゲ駅で下車します。駅の4番出口から出たら、南の方向に進みます。その後、3つ目の角を左に曲がると、高台に建つビザンティン様式の大聖堂が目に入ります。その道をさらに進み、突き当たりまで歩くと、右側に回り込む形で聖堂の入り口の門が見つかります。このルートを使えば、徒歩約5分で聖堂に到着します。

まとめ

ソウル聖ニコラス大聖堂は、その美しい建築と深い歴史によって、多くの訪問者を惹きつけています。韓国の宗教的遺産の1つとして、文化や歴史を知る上でも重要な場所です。初めて訪れる人でも、アクセスが簡単なため、ぜひ立ち寄ってみてください。中に入ると、静寂と共に信仰の深さを感じられることでしょう。

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