番組概要
『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』は、
2019年1月19日から
3月9日までNHK総合テレビの「
よるドラ」枠で放送された連続
テレビドラマです。全8回にわたるこの作品は、
劇作家・櫻井智也が手掛けるもので、地方都市を舞台にした社会派ブラックコメディとして展開されます。主演には
石橋菜津美が起用され、その他に
土村芳や
瀧内公美がメインキャストとして名を連ねています。このドラマは、
2018年4月期に始まった『
よるドラ』シリーズの新作として制作されました。
あらすじ
物語は、ある地方都市に住むアラサー女子たち、小池みずほ、君島柚木、近藤美佐江の3人が主役です。彼女たちは一緒に暮らしているが、それぞれの人生には様々な問題を抱えています。物語の幕開けは、テレビで流れる近所の山中での施設炎上のニュースですが、彼女たちはあまり気にしていません。しかし、その後、彼女たちの知っている世界が一変します。街中にゾンビのような存在が現れ、住人が次々に zombification(ゾンビ化)していく事態が発生します。
みずほは、別居中の夫・小池智明との離婚に向けた話し合いをするためにファミレスに向かいますが、その途中で立ち寄ったコンビニでゾンビの襲撃に遭遇します。しかも、コンビニで智明と美佐江が一緒に逃げ込んできたことにより、みずほは智明の不倫相手が美佐江であることに気づくことになります。奇妙な状況の中で、街はゾンビの襲撃を受け、テレビではその様子が全く映されず、結果的に無政府状態に陥ります。
そのような中、みずほたちは「ゾンビに〇〇をやってみた」という動画を発見します。動画の主は、
YouTuberの尾崎乏しい。彼は自らのYouTubeチャンネルのためにこの街を訪れ、起死回生を図ろうとしているのです。この現象を通じて、みずほは自分の生きる意味や希望を見出すことになります。
登場人物
- - 小池みずほ(演 - 石橋菜津美): タウン誌のライターで、主人公の一人。
- - 君島柚木(演 - 土村芳): みずほの友人でスナックの店員。
- - 近藤美佐江(演 - 瀧内公美): 地元建設会社の事務員で、みずほの友人。
- - 小池智明(演 - 大東駿介): みずほの夫。
- - 尾崎乏しい(演 - 川島潤哉): YouTuber。
他にも身近な人たちが登場し、それぞれのストーリーが展開されます。
スタッフ
この作品は、櫻井智也の作によるもので、音楽はサキタハヂメと小山絵里奈が担当しました。制作統括は松川博敬が行い、プロデューサーは尾崎裕和が務めています。演出には、梛川善郎、中野亮平、野口雄大が携わりました。
放送日程
このドラマは、
2019年の初めに放送され、視聴者から高い評価を受けました。また、サウンドトラックも制作され、オリジナル楽曲が楽しめる作品となっています。視聴者の心に残る印象的なシーンが多数あり、ただのゾンビコメディではなく、人生を見つめ直す深いメッセージを含んだ内容として、多くのファンを魅了しました。